どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
家族や利用者様からの苦情を何でも通してしまうと、通調子に乗らせて行動をエスカレートすることがある
結果的に介護側の負担が上がってしまうので、イエスマンが多い介護施設はブラック化しやすい
「なんでもしてあげなくちゃ」というのは現場を破壊するのでしっかり線引きをする必要があると思う
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) August 12, 2021
家族や利用者様からの苦情を何でも通してしまうと、通調子に乗らせて行動をエスカレートすることがある
結果的に介護側の負担が上がってしまうので、イエスマンが多い介護施設はブラック化しやすい
「なんでもしてあげなくちゃ」というのは現場を破壊するのでしっかり線引きをする必要があると思う
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
介護施設はイエスマンが多ければ多いほどブラック化していきます。
あなたも経験がありませんか「現場が回らないのに上が断れないから仕事が増える現象」を
そのことについて当記事では掘り下げて解説していきますので、「どんどん仕事が増えて困る」と思っている方は共感できると思います。
・介護施設にイエスマンが多いと「言ったもの勝ち」になってしまう
・線引きをしないと介護現場が破壊される
・介護施設は顧客をコントロールする必要がある
それでは以下より解説していきます。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護施設にイエスマンが多いと「言ったもの勝ち」になってしまう

多くの介護現場で利用者側が「介護施設への要望はなんでも受け入れてくれる」という考えを持っています。
何故そのようなことになるのか?と言ったら決定権を持っている人にイエスマンが多いということが原因です。
なぜ介護施設でイエスマンが増えてしまうのか?ということは以下のような原因があります。
- 決定権を持つ人は介護現場に入らないから無責任になる
- 福祉という言葉に縛られている人が多い
- 「できます」ということが絶対的な正義だと思っている介護施設の上層部
以下より上記の事について解説していきます。
①決定権を持つ人は介護現場に入らないから無責任になる
利用者の入所を調整する人は基本的に介護現場に入らない人です。
・管理職(主任や施設長や部長など)
・ケアマネ
・相談員
ここら辺の人があまり現場に入らずにデスクワークや相談業務をすることが多いのですけど、急に「新しい人来週からくるから」みたいな事があります。
それで情報提供を観てみると今の現場の状況では到底みる事ができないケースがあります。
せめて現場の人に相談をするべきだと思いますし、何も相談なしで現場が混乱するような入居者を入れてしまうのはどうか?と思います。
「自分でケアするわけじゃないから無責任だな」といつも現場は思っていますね。
②福祉という言葉に縛られている人が多い
先ほどの入所を現場に相談せずに決めてしまう話に続くのですけど、そもそも受け入れの検討すらなくて無条件に受け入れるみたいな人もいます。
更には「受け入れを拒否することは悪いこと」と強く考えている人が多いですね。
言ってしまえば利用者優先思考なんですけど、それが行きすぎてその弊害を考えないし誰にも相談しないという事があります。
非常に無責任な話ですね。
実は介護施設で「福祉を提供している施設だから断ってはいけない」みたいな思考のとことは多いです。
特に公的なお金が大部分で運営されているところはそういう考えが多いですね。
福祉の精神ってケアを提供する側が持つのはいいと思うのですけど、ケアを提供しない管理側や受け入れ業務をしている人が持つべきものではないと感じますね。

③「できます」と言うことが絶対的な正義だと思っている介護施設の上層部
イエスマンのやばいところはイエスという事が絶対的な正義だと思考停止しているところです。
「できます」ということはとても簡単なんですよね。
実際にするのは「できます」という人ではなくてその下で働く現場の介護士なわけです。
自分でするわけじゃないからそりゃなんでも「できます」って言っておけばいいんですよね。
「できます」と言っておけば客と衝突せずに済みますし。
そういう意味では「できません」とか「難しいです」と言える人間の方が何倍も価値があるんですよね。
線引きをしないと介護現場が破壊される

介護施設での決定権を持っている人がイエスマンだともう最悪です。
現場はどんどん忙しくなって人は辞めて更に忙しくなってまた人が辞める。
しかもそのイエスマンはだいたい現場に入らないからタチが悪い。
断るのはものすごく勇気が必要だと思うし、難しいことだけど介護施設を守ってほしいです。
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) August 12, 2021
先ほど書いたように介護施設の決定権を持っている人が「断らない」ということをするせいで介護現場は崩壊します。
どのような過程を持って崩壊するのかは以下の通りです。
- どんどん忙しくなる現場に耐えきれずに介護職が退職・休職する
- 人が減るので更に忙しくなる。更に人が辞める
- 施設の悪評が広がって介護職員が寄り付かなくなるなって崩壊
上記の事について以下に解説していきます。
①どんどん忙しくなる現場に耐えきれずに介護職が退職・休職する
上が断れないとどんどん大変な利用者が入ってきたり無茶なクレームでケアの量が増えていきます。
ただでさえ忙しい現場でこれ以上忙しくなってきたら、心身ともに病んでしまう介護職が出てきます。
実際に年に3人ぐらいは退職する施設がありますし、現場が忙しくなってきたときに離脱する人が増えてきます。
実際に僕自身も人がいない状況で更に業務を増やす時ような施設だとこれからの事を考えますよね。
給料も少ない中でどんどん業務を増やされたらそりゃ「やってられないよ」という気持ちになるのも同然だと思います。
ただでさえ介護職の仕事量と責任が重いわけですので、取り除く事をせずに負担を増やされたら流石にきついのではないか?と思いますね。

②人が減るので更に忙しくなる。更に人が辞める
上記したように人が辞めるようになってくると更に忙しくなってきます。
今まで他の人が持っていた仕事が自分に回ってくる事がありますからね。
残業時間が増えることも充分に考えられます。
そうなってくると更に「馬鹿馬鹿しい」と思うんですよね。
他の施設に転職した方がもっと楽になって給料を上がる可能性もあるわけです。
それなら今いる施設に固執する意味はないですからね。
最近派遣介護士になる人が多いのもこういう背景があるかもしれないですね。

③施設の悪評が広がって介護職員が寄り付かなくなるなって崩壊
転職した介護士がその施設で前の施設であった事を話をすることは結構あります。
そうなってくると施設の評判はガタ落ちしてしまいます。
評判が悪いと周りの介護職員も「ここはやばいからやめといた方がいい」という情報共有がされます。
これに関しては全体的にみたらダメな施設が淘汰される良いことなんですけど、施設からしたら死活問題です。
最近はネットの存在もあるので、悪評は今まで以上に素早く流れると思います。
僕自身は介護施設を食べログ化して評価して転職の際に参考になるのでどこ買え形にできたら良いなと思っています。

介護施設は顧客をコントロールする必要がある

上記に書いてきたことから分かる事として顧客をコントロールできない介護施設には先がないという事です。
なんでも「良いですよ」と言ってしまうと相手もなんでもやってもらえるように思えてきて傲慢になっていきます。
傲慢になってしまうと
- お金が取れない
- 時間を奪われる
- 労働力が安く買い叩かれる
という問題が起こってしまいます。
なのでしっかり相手との距離感を大事にして感情輸入せずに施設の利益のための行動をするべきです。
なんでも良いと言ってしまうと施設の存亡に関わってきます。
介護職は断れない施設に入ったら転職を意識しよう

断れない施設にいたらどんどん体力的にも精神的にも忙し過ぎる日々で消耗してしまいます。
そうならないうちに転職して逃げてしまった方がいいです。
僕自身派遣として働いているのですけど、そもそも同じ施設で働き続けるという選択肢はないですね。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・介護施設にイエスマンが多いと「言ったもの勝ち」になってしまうので、線引きをして感情輸入しない事が大事
・線引きをしないと介護現場が破壊したケースは数多いので、施設の利益のために行動する事が大事
・介護施設は顧客をコントロールしないとどんどんつけあがって不利益を被ってしまう
以前から「介護施設も利益を求めないといけない」という事を書いていますが、利益のために断るということも大事です。
大変になって収益が上がらないなんて本当に意味がないですからね。
介護施設の多くはビジネス的な感覚よりもボランティアや公務員的な思考が強いですけど、民間でしている以上利益を求めるべきです。
そして介護職もダメな施設は早く損切りすべきです。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。