どうもたんたん(@tantan4423)です。
現在はフリーランスとして活動をしているのですけど、以前は現場で介護職として働いていました。
普段はそんな介護職の働き方に関する悩みを解決する記事を書いています。
今回は介護職に対する記事ではなくて在宅介護をする方に向けて介護士ブロガーの僕が徹底解説していきます。
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この記事の目次
介護の問題は国民全員が関わる非常に重大なことです。
僕も介護士ブロガーとして本を出したりセミナーをしたり企業と一緒に仕事をする事が増えてきました。
その中で結構介護に関する話を話して欲しいという事が多いです。
で実際に介護の話をすると「へーそんな感じなんだ。知らなかった」という反応をされることは非常に多いです。
ニュースとかで介護の話題はよく出てくるのですけど、介護士から現場の介護業界の話を聞くとびっくりされる事が多いです。
このことに関して個人的には大きな危機感を感じています。
というのも介護の問題はすべての国民が抱える問題であるに関わらずに介護に関するリテラシーが低すぎるのではないか?と思うのです。
人生において介護は以下の場面で遭遇します。
・自分自身が高齢になった時に介護をされる身になる
・自分の家族が介護を必要とする場面が出てくる
・自分の結婚相手やその家族に介護の問題が出てくる事がある
はっきり言ってこの頻度で出てくるのは人生において無視できない出来事だと思っています。
そして多くの人が介護に関する危機感が薄かったこともあって準備ができずに介護生活が始まってしまいます。
そうなってくると介護によって人生が壊される人も出てきています。
以前俳優の俳優の高嶋政宏さんが親の高島忠夫さんの介護をすることになって、介護の知識がなくて介護保険のことすら知りませんでした。
おかげで全部の介護費用を10年もの実費で賄ってしまって、多くのお金を失ってしまいました。
そのことを後悔していました。
こういうことは介護に関するリテラシーがないとこれからも起こってきます。
そして損をするのはその人自身です。
なので、いかに介護に関する知識を仕入れていざ介護と関わることになった時に適性な対応をする事が大事です。
当事者意識を持つことはものすごく大事です。
実際に今介護職が足りずに施設に入ることができない高齢者が増えていて在宅介護をした後に虐待などの事件に発展するケースが増えています。
介護の問題はすべての国民が関係していて、治安の悪化にもつながります。
その辺のことを別の記事で解説していますのでもし良かったら読んでみてください。

高齢者が増えて介護士が足りなくなるので、在宅介護が求められる
2025年問題というのをご存知ですか?
簡単に説明すると2025年に介護を必要とする高齢者に対して介護士が約40万人近く不足する問題です。
これがどういうことを意味をするのか?と言われたら近い将来というか、今の段階で介護サービスを十分に受けられない人が増えているのです。
介護施設に入所させたいけど、介護士が足りないのでその受け入れ先がないという状況が続くということです。
施設に入れない親は子供が家で介護をすることになってしまいます。
少子高齢化が進んでいるこの国においては介護に密に関わざるを得ない可能性が高いのです。
親の介護が必要になった時に施設に入れる選択ができずに、自らのお金や時間を犠牲にして介護をすることになるのです。
介護によって全てを失われた人は案外多いです。
もうすでに介護によって」転落する人に関しては大きな社会問題になって安倍政権でも「介護離職ゼロ」を目指しているのですけど、介護士が大幅に増えないきついと思います。
だからこそしっかり介護リテラシーを高めて自分や家族を守っていく必要があるのです。
結構昔の考えの人は「子供は親の介護をするもの」という考えを持っている人がいて、介護に関して丸投げする人がいますけど子供が急に「介護しない」と言って家を出ていくこともあります。基本は自分のことは自分でなんとかした方がいいと思います。

在宅介護をすることになったときの準備はどうすればいいのか?
実際に在宅介護をすることになった時のことを考えてどのようなことをすればいいのか?ということを知っておくのは大事です。
主に在宅介護をすることになった時は以下の順番を踏んで介護サービスを利用しましょう。
①まずは要介護認定を各自治体から受ける
②訪問調査・主治医からの意見書をもらう
③審査を受けて判定してもらう
④ケアマネジャーにケアプランを立てていただく
それでは解説していきます。
①まずは要介護認定を各自治体から受ける
在宅で介護サービスを受けるためには、「要介護認定」というものを受ける必要があります。
要介護認定とは、日本の介護保険制度において、被保険者が介護を要する状態であることを保険者が認定するものである。過程においては日常生活動作の評価がなされる【出典:ウィキペディア】
認定を受けるためには自分の住んでいる各自治体の窓口に「要介護認定を受けたいんですが・・・」といえば申請手続きをしてくれます。
申請後に認定調査員という介護認定をしてくれる人が本人や家族に聞き取り調査をしてくれます。
具体的にどのような調査をするのかというと・・・
・認定員が生活状況やどれぐらい介護が必要か調査する
・コンピューターを使った調査
・主治医の意見書の提出
この調査は二次審査まであって、それが通ったら無事に要介護認定されます。
なのでまずは市町村役場に「要介護認定して欲しいです」と言いにいく事が大事です。
ここができないと公的なサービスを受けられずに実費で負担することになりますので、時間に余裕を持って行いましょう。
②訪問調査・主治医からの意見書をもらう
要介護申請をしたら訪問調査や主治医からの意見書を提出することになります。
どのような調査があるのかというと・・・
・実際に介護を受ける方の会話をして会話が成立するのか?確かめる
・体の機能がどれぐらい自分で生活できるのか?をチェックする
・どれぐらい公的なサービスを使えば家族に負担なく介護できるのか?を確かめる
・家族の状況(現在の仕事やその状況や家族関係)などを聞き出す
みたいなことをされる事が多いですね。
ちなみに調査が来ると精神的に「自分は衰えていないことを見せたい」という心理が働いていつもよりよく話してよく動くみたいなことが結構あります。そうするとサービスの幅が狭まったりするので、その辺は家族ですり合わせをする必要があると思います。
③審査を受けて判定してもらう
認定調査員の調査やかかりつけ医師の意見書を参考に要介護認定を行います。
申請した方の身体や精神的な状況を踏まえて、要介護1~5、要支援1~2で判断されます。
それに当てはまらない「非該当」ということもあります。
これらの要介護度によって受けられる介護サービスは変わってきます。
ちなみにこの審査結果は申請から30日で通知される事が原則としてあります。
その間に状態が悪くなるケースも多くて、サービスを提供する側も「提供された情報と全然違うのだけど?」ということもありますね。
認定を受けた後は担当のケアマネジャーにケアプランを作成してもらって
④ケアマネジャーにケアプランを立ててもらう
認定後にあるケアプランの作成についてはケアマネジャーが行います。
どのようにして家族や本人の意向がケアプランに反映されるのかというと
・達成した目標を伝える
・どのようなケアを希望しているのか?
・最終的にどのような最後を迎えたいのか?
ということをケアマネジャーに伝えてその思いをプランに合わせていくイメージです。
結構この時にケアマネジャーにプラン作成を全部任せてしまう人がいますけど、それはやめた方がいいです。
理由としては希望や目的をしっかり伝えないと、適切なサービスを受けられずに自分の思う通りに介護生活を送る事ができなくなるからです。
ケアプランに関しては定期的に見直しをして変更することも可能なので、状況に合わせて相談して良いケアを受けられるようにしましょう。
在宅介護でどのようなサービスを受ける事ができるのか?
ケアマネジャーよりケアプランを作成してもらったら介護サービスを使う事ができます。
でどのようなサービスを実際に使う事ができるのか?ということをこの項目では解説していきます。
在宅で受ける介護サービスと言っても、その種類はたくさんあります。おおまかに
・居宅介護サービス(基本的に自宅でサービスを受ける)
・地域密着型サービス(介護施設を利用する)
この二つがあって、上手に利用すれば介護者の心身の負担を大きく減らす事ができます。
具体的に以下のようなサービスを受ける事ができます。
・自宅で活用する事ができる訪問介護
・デイサービスの利用
・ショートステイで宿泊できる
自宅で活用する事ができる訪問介護
例えば買い物などの用事などで家を半日空けるようなことが出てきた時に家族を一緒に連れていくのは難しいという場面に遭遇します。
そういう時は訪問介護で決まった時間を家で家族の世話を見ていただくことができます。
在宅で介護をするに当たって大変なこととして
・食事介助
・排泄介助
・入浴介助
に関しては介護者の身体な負担が大きいです。
特に入浴に関しては一人でお風呂に入ってもらう介助をするのはなかなか難しいです。
なので訪問介護を使って在宅では難しい介護をしてもらう事ができます。
その他にも訪問介護では以下のようなサービスを受ける事ができます。
【訪問介護】
介護福祉士や訪問介護員が介護を受ける方の家で食事や入浴やトイレの介助や買い物や料理や掃除洗濯などの家事を行うサービスです。
【訪問入浴介護】
自宅のお風呂での入浴が難しい人に向けたサービスです。介護用の入浴機器を持ってきて、その機器を使って入浴介助を行うサービスです。
入浴は在宅でするのは大変なのでサービスを使った方がいいですね。
【訪問看護】
看護師などが家に来て、介護士ではできない医療行為(胃ろう、ストマ、バルンの管理)や健康チェックや必要なケアのアドバイスをします。
病院に毎回通うのも大変ですので、自宅でできるのは大きいですね。
【訪問リハビリ】
作業療法士や理学療法士が自宅に来て体の機能の維持や回復のために医者の指示のもとリハビリを行いサービスです。
自宅で生活していると動く機会が減って機能が衰えるので定期的に使いたいですね。
【夜間対応の訪問介護】
夜間に用事がある人や見守りをしたり、食事などを用意して欲しい人に対してのサービスです。
夜が忙しかったり、外食をしたい人とかにはいいですね。
【24時間体制の定期的に巡回する訪問介護(看護)】
看護師と介護士が連携して定期的に自宅を巡回するサービス。認知症で徘徊をするケースでは役に立ちます。
その他にも使える良いサービスが多いので、「こういったサービスないかなぁ」と思ったら担当のケアマネジャーに相談しましょう。
デイサービスの利用
自宅で受ける訪問系のサービスだけではなくて、施設を利用する方法があります。
その中でもデイサービスは1日の決められた時間を施設に預かってもらうことができます。
このデイサービスも目的に合わせて選ぶ事ができます。
例えばリハビリを重視したい時はリハビリに特化したデイサービスがあります。
認知症のケアを重点的にして欲しいところは、認知症ケアのスペシャリストが集まった介護施設を選ぶ事ができます。
具体的にどのような施設があるのか以下の表で説明します。
【デイサービス(通所介護)】
施設で介護職の人によって、入浴や食事やトイレのケアを受ける事ができます。
ちなみに入浴をしたいのでデイサービスを使っている人も多いですね。
【認知症対応型のデイサービス】
先ほど少し解説しましたけど、認知症対応に慣れている職員にケアを受けられるデイサービスもあります。
認知症の特性として「大人数の人の前を苦手とする」というものがあるので、比較的に少人数での関わりにすることができます。
【リハビリに特化したデイサービス】
老健や病院で実施されている事が多いデイサービスです。
在宅復帰や機能維持や回復をしたい人は通うことをお勧めします。
デイサービスは非常に使い勝手がいいサービスなので、介護生活の強い味方になると思います。
ショートステイで宿泊できる
自宅や通う以外でも短期間で施設に泊まる事ができるサービスがショートステイです。
在宅介護をしていると四六時中家族の介護のことを考えないといけなくなってしまいます。
しかしそれ以外でも自分の問題などが出てきます。
特に高齢化によって老老介護になってしまっているところが多いので、子供側も体調の悪化もよくあります。
介護のために自分の命を削るのは本末転倒です。
なのでこのような一時的も介護から離れられる時間を確保する事がとても大事だと思っています。
ケアマネージャーとのケアプラン作成において意識したいこと
ズバリ言うと「定期的にコミュニケーションを取って自分たちが介護生活に望んでいることを洗いざらい話す」ということです。
ケアマネジャーは家族や本人の話を聞いてケアプランを作成しますので、自分の思いはしっかり伝えた方がいいです。
そうしないと満足する介護サービスを受けられないことにもつながってしまいますし、結果後悔してしまいます。
またケアマネジャーも人間なので
・ストレスの吐口にしない
・感謝をしっかり伝える
・時にはおもてなしをする
・無理難題な要求はしない
・相手の話もしっかり聞く
・一方的なコミュニケーションにならないようにする
ということは意識して損はないと思います。
相手により良い仕事をしてもらうための配慮はしておいた方がいいと思います。
そのためには相手への敬意を忘れずに、その上で伝えていく努力がお客である家族にも必要です。
在宅介護の食事は宅配でお願いした方がいいです。
在宅介護をするに当たって、自分や家族の食事に関してはしっかり考えた方がいいです。
理由としては以下のことがあります。
・忙しい中で家族と自分の食事を用意すること自体が負担が大きい
・高齢者なので普通の食事では窒息などの事故に繋がる
・よって自分と家族で違う食事を別々に用意しないといけない
・食事の用意に関してのストレスが溜まる
・栄養や味の面での充実が難しくなってくる
介護施設においても食事に関しては調理部、栄養部に一任しています。
「自分で作りたい」という人はいるかもしれませんが、在宅介護ではとにかく介護者の負担を軽減することが大事です。
時間だって限られてくるので、できるだけ介護への負担は下げる方がいいです。
最初はいいかもしれませんが、徐々に食事がストレスになります。
そういう意味では宅配で栄養士が監修しているご飯をいただいた方が味的にも栄養素的にも満足することができます。
また最近では見た目は普通で病気や咀嚼機能の低下にも対応しているところが多いのでありがたい限りですね。
お勧めの宅配会社や自分で用意するより宅配に任せた方がいい理由に関しては別の記事で解説していますので良かったら読んでみてください。

ちなみに個人的なオススメは以下の3つの会社です。
短期間でもお試しができますので、良かったら活用してみてください。
在宅介護を始める際には住環境を整えた方がいい
在宅介護を始める時には、家をある程度きれいにした方がいいです。
結構高齢の方の住宅のゴミの問題は大きな社会問題になっています。
そのゴミを放置したまま在宅介護を始めてしまうと、いくつかのリスクを抱えてしまいます。
・足場が悪いので転倒のリスクがある
・臭いが漂ってしまう
・感染症のリスクが上がってしまう
・介護がしづらくなってしまう
リスクを抱えたまま在宅介護に突入してしまうのはとても危険です。
なのでこれらのゴミや余計な物を片付ける必要があります。
しかし家族だけで片付けをしてしまうと遠方の人を呼び寄せてしまったりして、余計な労力と時間を消耗してしまいます。
その時におすすめなのが買取、片付け、清掃をしてくれる業者にお願いすることです。
買取をしてもらえれば業者のお金と相殺して安い値段でお願いすることができます。
住環境の整理の大切さと業者に任せるメリットやお勧めの業者を別の記事でまとめていますのでもし良かったら読んでみてください。

在宅介護の期間は短い方がいいです【悩みは多いです】
ここまで介護サービスを受けるための手順を伝えておきながら恐縮ですけど、基本的に在宅介護に関してはしない方向を考えた方がいいと思っています。
確かに在宅介護をサポートする期間は充実しているのですけど、基本的な介護は家族がすることになります。
それほど介護による心身に対しての負担が大きいですし、実際に事件に発展するケースが多いです。
以下の画像はH29年に起こった介護虐待の件数です。

この件数を見ると在宅での虐待件数は施設介護よりも約9倍あります。
また在宅は閉鎖的な空間なので、さらに件数は多いかもしれません。
このように在宅での介護はいくらサポート事業が多いにしてもきついことには変わらないです。
この項目では在宅介護がきつい要因に関して掘り下げて解説していきます。
・慣れていない介護をするのは大変です
・心身ともに負担が大きいので介護者が体調を崩しやすい
・経済的に困窮する事が多い(介護破産)
・多くの時間を介護に使わないといけない
ちなみに在宅介護の末に家族虐待を行った事件は多くて、僕も記事にして考察していますのでもし良かったら読んでみてください。

また介護士不足のこれからさらに家庭での虐待事件は起こるのではないか?と思っております。

慣れていない介護をするのは大変です
僕は介護士なので仕事として介護をしていますが、在宅介護をする人の多くが介護未経験の人です。
介護とは畑違いの仕事をしていた人が急に「介護をしてください」と言われてもすぐに適応できるものではありません。
介護は介護士であっても、毎日が苦戦する日々であって難しいものがあります。
しかし経験がない人がいきなり介護を始めて支援サービスがあるにしても、基本は家族が介護をするのは普通に大変です。
生活も一気に変わってしまいますし、覚悟を持って在宅介護を始めた人でも介護の日々に耐えきれなくなってしまう人は多いです。
なので在宅介護にしても施設に入るまでという目標を立てて始めた方がいいと思っています。
それでも今は施設に入ること自体、待機児童ならぬ「待機老人」も多いので難しいのが現実です。
基本的に僕は在宅介護に関しては徹底的に拒否してもいいと思っています(本当にしたくないなら)
それほど介護は今までの自分の人生経験からかけ離れていることですし、簡単に潰れてしまいます。
多くの人は介護を甘くみて、結果的に後悔します。

心身ともに負担が大きいので介護者が体調を崩しやすい
実際に介護士として働いていた時も体調を崩してしまうことが多いぐらいハードでした。
その介護を休みなしで常に介護のことを考えて生活しないといけないのは普通にきついです。
最近は高齢化の影響で老老介護になることも増えてきたので介護をする側が体調を崩して入院するみたいなケースもみました。
それほど介護は心身の負担が大きくて、下手すると人生を奪ってしまうぐらいの大変なことです。
実際に介護虐待を行ってしまった家族も「もう耐えきれなくなった」「死んでしまえば介護は終わる」みたいなことを言っています。
これは人ごとではないと思っています。
なので出来るだけ多くの人数で1人で抱え込まないように自分の体調に気をつけながら行って欲しいです。
経済的に困窮する事が多い(介護破産)
在宅介護をするために離職する「介護離職」が大きな社会問題になっています。
今まで労働をして収入があった人が介護をきっかけに離職をしてしまったら収入が年金のみになってしまいます。
収入源が年金のみなので基本的には貯金を切り崩す日々です。
本人が貯金がない状態なら自分の老後資金のお金を切り崩すことになる可能性もあります。
実際に在宅介護をきっかけに破綻してしまう家族も多いですし、介護をすることになっても仕事は絶対にやめないようにした方がいいと思います。
仕事をやめた瞬間、一気に貧困に陥ってしまう可能性があります。
在宅介護が貧困への第一歩になる可能性は非常に高いです。間違っても介護離職はしない方がいいと僕は思っています。
その辺の記事も書いていますのでもし良かったら読んでみてください。

多くの時間を介護に使わないといけない
在宅介護をするに当たって多くの時間が親の介護によってなくなってしまいます。
デイサービスやショートステイなどのサービスはあっても今まで通りの生活をすること自体難しくなってしまいます。
家族の介護が終わったとしてもこれからの自分の人生があります。
まずは自分の人生を第一に考えて判断して欲しいと思っています。
子が親を介護しなくちゃいけない時代ではありません。どんどん頼りましょう
在宅で介護をすると言っても、現在は核家族化してきたり、景気が悪くて個人でお金を持っていない人も増えています。
その中で仕事をやめて在宅で介護をするのは非常に大変なことです。
だからこそ、使えるサービスはどんどん使っていくべきです。
別に介護施設に親を預けることに罪悪感を抱かなくてもいいと思います。
親子共々介護で消耗するよりかは全然いいです。
親だって子供が自分の介護で心身ともに消耗する姿はみたくないです。
なのでお互いのために頼れるサービスはどんどん頼っていきましょう。
「親も子供に介護の部分で依存するのはやめましょう」介護は共依存になりやすくて破綻してしまいます。
お互いのためにも介護サービスを使った方がいいと思っています。

介護が終わってもその後はあなたの人生は続いていきます。
いかがだったでしょうか?
僕自身介護士として働いていた経験もあるので、在宅介護で消耗している家族を多くみてきました。
施設に入る際に疲れ切った顔で「家で介護をすることの大変さ」を語っていた人もいました。
僕は介護士として働いていましたけど、「介護で人生を全て捧げる」というのはあまりお勧めしていません。
介護が終わってもこれから自分の人生は長く続くし、「いかに充実した人生を過ごすのか?」と言うことを考えたら介護の負担は軽減した方がいいと思っています。
最後に、在宅介護する時のお勧めのサービスを紹介して終わります。
【介護施設を探すサービス】
特別養護老人ホームなどは介護度が3以上でないと入れないので、早く介護施設に入って欲しい人は有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅に入ることになります。
その施設を探すためのサービスです。
- 【きらケア老人ホーム】
→最短で1週間で入居できるので、忙しい人にお勧めです。
【食事系サービス】
在宅介護をしているとヘルパーが来ていない時間は自分で料理を作るのですけど、大変です。
その時に宅配の食事サービスを活用できたら非常に楽になります。
最近は在宅介護をする方に向けて宅配系のサービスが増えてきています。
- 【メディカルフードサービス】
→糖尿病や腎臓病の人のための食事も用意できます。柔らか食事も用意していますので親子で食事を楽しむことができます。
- 【まごころケア食】
→1食約500円の低価格で管理栄養士が健康バランスを考えて作っています。在宅介護をすると食事バランスが悪くなりがちなのでありがたいですよね。
- 【やわらかダイニング】→
噛む力や飲み込む力が弱くなってきた方にお勧め。見た目もよくて、段階別に柔らかさを調整することができます。和洋中様々なメニューで飽きることもないと思います。
宅配食事関しては別の記事でまとめていますので良かったら読んでみてください。

【部屋の片付け・買取】
介護施設に入ることになって、家を売りに出したりする時に片付けをする必要が出てきます。
その時に買取の業者を活用すればまとまった資金を手に入れることができるかもしれません。
出張できてくださるサービスもありますので活用しましょう。
- 【バイセル】
→女性の高齢者の人の中には着物を持っている人がいます。その着物を買い取るためのサービスです。家に眠らせたままの着物も多いので、家を離れる時に一緒二回取りに出すといいと思います。
買取業者や片付け、清掃に関してお勧めの業者に関して解説した記事がありますので読んでみてください。

【臭い対策の記事】
在宅介護をしていると臭いの問題に当たります。
感染症の要因にも、人との付き合いが薄くなる原因にもなります。
しっかり対策していきましょう。
具体的な対策方法に関しては記事にしていますのでもし良かったら読んでみてください。
