どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
フリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てたのち介護職に復帰しました。
先日以下のようなツイートをしました。
綺麗事を言う介護職が人の上に立ってしまうと割りを食う事が多い
現実を見ずに「やれば出来る!」とか「すべては利用者の為に」とか言って必要以上の労働を強いる人は害悪でしかない
結局介護施設は人事をミスってしまうと、介護職員の離職に繋がるので職員の介護思想は重視したほうがいいです
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) January 22, 2022
綺麗事を言う介護職が人の上に立ってしまうと割りを食う事が多い
現実を見ずに「やれば出来る!」とか「すべては利用者の為に」とか言って必要以上の労働を強いる人は害悪でしかない
結局介護施設は人事をミスってしまうと、介護職員の離職に繋がるので職員の介護思想は重視したほうがいいです
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
実際に介護士として働いていると仕事なのに綺麗事を言う管理者が多くて現実が見えていないケースが多いので記事にしました。
・綺麗事をいう介護施設の管理者が多い理由
・綺麗事を言う介護施設の管理者の下で働くのは大変だと思う理由
・一番やばいのは「無理なことを無理」と言えない管理者である
それでは以下より解説していきます。
この記事の目次
綺麗事をいう介護施設の管理者が多い理由

なぜ施設の中核を担う管理者が綺麗事という名の精神論に頼ってしまうのかと言うと
- お金や労働環境という強みが介護施設にないため
- 綺麗事を言って仕事をしないとやっていけないため
- 比較的上の年代が多くて新しい価値観で上書きされていないため
以下より上記の事について解説していきます。
お金や労働環境という強みが介護施設にないため
多くの人が仕事を続けて行くモチベーションとして「お金」と言う部分はあると思います。
その他にも「この職場で働くことは苦じゃない」ということが仕事を長く続けていく上で大事です。
しかし「お金」の部分でも「苦痛じゃない」と言う部分でもお世辞にも強みがないので精神論に頼ってしまう部分があります。
- 介護の仕事はお金ではない。やりがいだ!
- お金にこだわるのは違う
- 利用者様の感謝が私たちの力になる
みたいな感じです。
聞こえは非常にいいのですけど、良い賃金や労働環境を提供できない場所が精神論に頼っているだけです。
別に介護は特別な仕事ではないです。
労働としての手段一つであって、基本はお金を求めて働くのが普通です。
しかしそのお金や労働環境を持ち出すといいところがないのでその部分を隠して「やりがい」をアピールします。
これはブラック企業によくある手法の一つで中核である管理職までこの手法を取っているのはあまり良くない傾向です。

綺麗事を言って仕事をしないとやっていけないため
・給料が低い
・労働環境がいいとは言えない
・人間関係がいいとは言えない
・休日が少ない
みたいな仕事で、何をモチベーションに仕事をしたらいいのか分からなくなることはあります。
しかも管理職の人は比較的介護業界での経験が長いのでそうでもしないと長く働けないのです。
なので比較的経験がない人ほど綺麗事を言うケースもありますし、利用者優先の思考が非常に高い傾向があります。
やっぱりあまり良くない環境や待遇で働き続けていると自分を保つことは難しくなってきます。
そんな自分を保つための心理が勝手に起こしていることかもしれませんね。
この傾向はブラックな企業ほど多くて「給料安いけど仕事は楽しいからそれでいい」と脳が勝手に思い込んでしまうものです。
給料が安くて仕事がきついと言うのはなかなか人が受け入れがたいことですからね。

比較的上の年代が多くて新しい価値観で上書きされていないため
今の介護職の自分を犠牲にする働き方は一昔前の日本企業の姿そのものなんですよね。
・仕事が最優先
・家族よりも仕事を優先させるべき
・全ては顧客のため
・仕事ができない人はどうしてもいい
・パワハラ・セクハラがまかり通っている
これらの環境が今の介護現場でも普通にあります。
利用者のセクハラとか暴言・暴力に関しても見逃される傾向にありますし、「家族よりも利用者を取るべき」と言う意見も根強いです。
でも今はコンプライアンス的な意味や人手不足によって人の定着が大事になった時代で上記のことをしていても自らの首を締めるだけです。
そして体力があって比較的頭の柔らかい若い人材はそういう職場を避ける傾向があります。
基本的に管理者の年齢層が高い介護施設は結構ブラック臭が漂っているというのはありますね。

綺麗事を言う介護施設の管理者の下で働くのは大変だと思う理由

綺麗事を言うのはいいですけど、その人と一緒に働くのはきついのではないか?と思っています。
理由としては以下のことが挙げられます。
・労働環境がどんどん過酷になっていく
・現実から目を背けた言動でストレスが溜まる
・生活が破綻する可能性もある
上記の事について以下に解説していきます。
労働環境がどんどん過酷になっていく
綺麗事を言う管理職の下で働いていると仕事が全然楽にならないんですよね。
・周りの職員が呆れて退職して人手不足に
・業務改善が進まない
・「手をかければいい」という思い込みが大きい
・業務改善が悪いことだと思っている
・他の職員にも綺麗事を押し付ける
これが別に末端の介護職員なら無視して終わりです。
しかし管理職という労働内容に影響を及ぼしてしまう人がいたら話が変わって来ます。
特に「手をかければかけるほどいい」みたいな思考を持った人は本当に大変です。
管理職って介護職員の管理的な意味なのに知らないうちに利用者の管理に集中して介護職を無視してしまいます。
でも実態は一生懸命に頑張っている人なので、評価されて管理職になるんですよね。
下の介護職からしたらたまったものではないです。
それはマネジメントではないのでどこかでマネジメントを学んでから現場に入って欲しいと思っています。

現実から目を背けた言動でストレスが溜まる
綺麗事で介護をしている人は単に現実から目を背けているだけです。
・人手不足
・満足のいくサービスを提供できない
・給料が低い
・労働環境が過酷になっている事実
これらは頭ではわかっていますけど、それを管理者である自分の責任に感じたくないのです。
なので目を背けて「頑張っていこうぜ!」みたいな事を言い出すのです。
でも上記の問題って経営側の問題であって経営が無能だったという話なんですよね。
管理者と言ってもあくまで労働者に過ぎないわけなので、その経営者の尻を拭う必要はないのです。
しかしそうはいかずに労働者が鼓舞して「現場を救わないといけない」と思い込んでいる人は多いです。
その鼓舞をするというのがさらにブラック化させる負の連鎖を起こしてしまいます。
そして下で働く介護士もどんどん忙しくなってくる職場についていけなくなってストレスが溜まって追い込まれるんですよね。

生活が破綻する可能性もある
ストレスが溜まって追い込まれた結果
・鬱になってしまう
・腰痛になってしまう
・結果退職・休職につながる
みたいなことが起こって来ます。
鬱とか腰痛になってしまったら最悪でその時点で働けなくなって生活が困窮してしまう可能性があります。
はっきり言ったら経営者や管理者は下の人の人生を預かっているのです。
平気で人材を使い捨てしている節が見られますけど、本当に無責任だと思います。
多くの施設で多くの介護士が介護士の仕事をしたことによって不幸になっています。
もう少し介護士に対してリスペクトの気持ちを持たほうがいいと思います。

一番やばいのは「無理なことを無理」と言えない管理者である

個人的に一番やばいのが利用者や家族にいい顔して「出来ます」と出来ない事を言ってしまう人です。
非常に無責任な話で、現場の負担を上げているだけなのに「私人助けしている」みたいな優越感に浸るという事です。
はっきり言ってしまうと「出来ません」が言えない管理職の下で働くと疲弊しますので、その職場はさったほうがいいです。
個人的には「出来ます」がたくさん言える管理者よりも「出来ません」と言える管理者のほうが優秀です。
「出来ます」というのはもし出来ないとしても言うことだけなら出来ます。
しかし「出来ない」と言うことは非常に勇気の必要なことですし、現場の事を把握して職員と密に連携を取っていないと難しいです。
何でも「できる」と言う人は要注意です。
現場を正しく把握できていない可能性もありますし、職員の人権を無視しているかもしれません。

介護士はそういう管理者の下で働く必要はない【転職しよう】

介護士は人手不足なので転職の選択肢は非常に広いです。
- 働く場所
- 働き方
- 雇用形態
に関して自由がきくのが大きいです。
逆にこの自由を活かさない手はないんですよね。
なので介護士の転職はマストな選択であって、転職しないなら介護士のメリットを受けづらいのです。
僕自身は今は派遣で働いているのですけど以下のようなメリットがあります。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・綺麗事をいう介護施設の管理者が多い理由としては、綺麗事を言う事で自己肯定している人が多いから。
・綺麗事を言う介護施設の管理者の下で働くのは大変だと思う理由としては労働環境が悪化しやすくて歯止めが効きづらいから
・一番やばいのは「無理なことを無理」と言えない管理者で、現場の介護士の意見を無視しているワンマン的管理だから
そもそも介護業界に優秀な管理職はそこまで多くないと思っていて理由としては「育てようとしていない」と言う事です。
普通に現場上がりの人をいきなり管理をさせている時点でお察しというところです。
あと利用者への目線が強過ぎて介護士への配慮が足りてなさすぎることが多いです。
そういう施設で介護士は働く意味なんかないわけで、積極的に転職をしたほうがいいです。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。