どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護士の中で正社員で施設に雇われるのが【安定】と思っている方が多いけど
・手取り20万円ももらえない
・サービス残業あり
・有給も取れない
・責任重すぎる
・まとまった休みが取れないこれのどこが安定なんだ?
結構精神すり減らして働いているのに時点で安定とは程遠いよ。
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) June 9, 2019
介護士の中で正社員で施設に雇われるのが【安定】と思っている方が多いけど
・手取り20万円ももらえない
・サービス残業あり
・有給も取れない
・責任重すぎる
・まとまった休みが取れないこれのどこが安定なんだ?
結構精神すり減らして働いているのに時点で安定とは程遠いよ。
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
結論を先に書いてしまうと、「介護職の場合は正社員は不安定なんじゃないか?」ということです。
以下より解説していきます。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
正社員思考はこれからの時代では危険である

正社員信仰が強い日本という国ですけど、正社員という立場を絶対視しすぎて視野が狭くなっているような気がします。
「正社員なら人生が安泰だ」みたいな思い込みをしている人が多いように感じます。
しかし現在では
- 終身雇用の崩壊(トヨタの社長が明言した)
- 老後の年金じゃ生活が賄えないから2000万円が必要とのデータあり
みたいに正社員でがむしゃらに働いてきた人に対して報われないようになってきています。
何より「一つの場所でずっと働こう」という考え自体が非常に危うい考えです。
今はどの会社もいつ倒産してもおかしくない時代ですし。常にリスクを見据えて準備をする必要があります。
終身雇用は崩れてきた
そもそも以前は終身雇用という入社から退職まで企業が責任を持って面倒を見るような時代でした。
当時はその分のリターンを労働者が受け取って精一杯企業のために尽くして頑張るという等価交換が成立していました。
しかしバブル崩壊によって多くの企業が倒産や衰退を迎えて企業に各個人の生活の保障をしてあげることが容易ではなくなってきました。
一流の大企業とかに関してはいまだに高い水準の給料を保っていますけど、これらもいつまで続くか不明です。
富士通でも45歳以上の早期退職を進めていく方針になっています。
今は時代の変化についていけない実力のない社員は給料泥棒とみなされ早期退職を促されていく時代です。
とは言っても本来はこれがビジネスのあるべき姿であって、基本は競争社会です。
終身雇用みたいな形で能力のない人や時代についていけない人が高い給料をもらい続けていた今までがおかしかっただけの話です。
僕みたいな若者としては逆に能力さえあればどんどん駆け上がっていくことができるので非常にいい時代だと思っています。
解雇規制が緩和されたら「安定」は消え去る
先ほど書いたように企業が各個人の生活を強く保障するのは成長産業や相当な大企業じゃないときついような気もします。
特に地方在住になるともうほとんどの人がとても低い給料で働いています。
そこには何も安定なんてないです。
結局一部の人だけが勝つ社会において安定を求めるなら自分の力を上げて評価してもらうほかないと思います。
ただ単に思考停止て「正社員が安定」みたいなことを言っている人は解雇規制が緩和されたら人件費の節約のために解雇されます。
そうなると一気に崖の上から落とされる可能性があります。
そうなると正社員という椅子にしがみつくしかないので、非常に不自由な働き方になりますよね。
必要とされていない企業でしがみつくことは非常にきついです。
そして解雇規制の緩和は避けられない状態ですので、力のない人はどんどん力のある人に席にを取らられてしまいます。
結局安定させるためにはこの力を伸ばして希少な人材になるしかないんですよね。

そもそも介護士の正社員なんて元から安定していない

ここで介護士に話を戻すと、そもそも介護士の正社員なって元から安定性なんてないんですよね。
結局正社員という身分に安心しているだけで、中身が伴っていないだけなんですよね。
肩書きに弱いというか、正社員という名の奴隷であることをもっと自覚したほうがいいと思います。
正社員の介護士は本当に都合のいい存在です。
そもそもどのようなことが安定していないのか?以下に書いていきたいと思います。
手取り20万円ももらえない介護施設が多い
はっきり言って介護士の給料はとても低いです。
全産業の平均賃金を余裕で下回っていますし、しかもそれは何十年に渡って続いています。
手取り20万円のレベルをもらえるのは管理者レベルか都内の介護士とかじゃないときついかもしれません。
ちなみに僕の住んでいる島根で手取り20万円もらっている介護士って本当に少ないと思います。
それほど賃金は低いです。
正社員の安定性の特徴としては「安心できる給料や賞与」にあります。
その一番の材料がない介護業界は正社員あろうと非正規だろうと安定はしてないと考えてもいいと思います。
これも施設によって違うので一概には言えないですけど、多くの介護士は安定していないと言ってもいいと思います。
中には生活保護より低い給料をもらっている介護士もいるぐらいですし。

サービス残業の存在が最低賃金以下にする
介護士は安定していないと言える理由としてはサービス残業が常態化している施設が多すぎるということなんですよね。
結局介護施設がブラック化して介護士から搾取しないと経営が成り立たないようになっています。
介護士や保育士のサービス残業を含めたら最低時給以下になってしまうことは結構あります。
無給の労働をさせることは何が安定なのでしょうか?
安定していないからこそ無給で働かないと成り立たない施設が多いのです。
それなのに「正社員」という名前のブランドにとらわれてその安定のなさを認められない人が多いです。
サービス残業は安定していない証です。安定している場所はサービス残業なんて絶対にさせません。

介護士は有給が取りづらい環境である
有給が取りづらい職場が安定していると誰が思うのでしょうか?
介護現場は正社員ほど有給が取りづらい空気があります。
僕が毎年全消化している中1日も有給を使わない介護士も多いです。
まぁ今年から有給が義務化されて5日間は取れるようになりましたのでまだマシになりましたけど、安定しているならそんなことしなくても定期的に有給が取れるはずです。
有給の時期をずらされたり、取らないように諭されるようなことはありません。

中には勝手に有給を入れて消化させようとする施設もあります。

安定とは程遠いですね。
介護士の責任が重すぎて賃金に見合っていない
介護士は命を取り扱っている責任のある仕事です。
そして社会的に非常に大切な仕事です。
介護施設が機能しなくなったらほとんどの人は在宅介護で悩まされていたと思います。
多分介護士がいないと今の数倍の家庭内虐待が増えて姥捨山が行われていたと思います。
それほどの責任のある仕事を手取り20万円も行かない給料で働くのはどうなんでしょうか?
手取り20万円以下なんて人の命を背負うほどの責任なんてないです。
しかもそれで政府からは「低スキル」と報告書に書かれる始末ですからね。

介護士の正社員と派遣とではそこまで待遇に差がない

正社員と派遣で両方で働いた経験から言うと「正社員も派遣もそこまで待遇は変わらない」ということです。
- 正社員だろうと派遣だろうと住宅手当はないことが多い
- 変わるのはボーナスのみ
- 正社員はボーナスはあるけどその分時給換算すると派遣の方が高い
- 交通費や厚生年金や社会保険は派遣でもある
上記のようなことがあるので、個人的には正社員でも派遣でもそこまで待遇は変わりません。
でも正社員の方が残業時間も多くて、サービス残業をしてしまうということが多いです。
また正社員の方が背負う責任が大きくて、心身的な負担は大きいです。
年収換算してもそこまで大きくはないので、派遣で働いた方がストレス少なくて自分の欲しい額をサクッと稼ぐことができます。
もちろん出世をしたいとかあるのなら正社員でもいいと思うのですけど、そうではなくて「生活のための労働」をしている人は介護士という仕事に関しては派遣でも十分だと思います。
介護派遣は最近時給が高騰して都市部では1500円が当たり前になっています。
なので個人的にはブラックな介護施設で正社員で働くよりも派遣でいつでも他の施設にいけるようにすればいいのではないか?と思っています。

正社員で思考停止して目の前の待遇や労働環境から目を背けるな

ちなみに介護職の正社員いなるなら絶対都市部に限ります。都市部の施設は給料が高いですし、労働環境がしっかりしているので働きやすいです。逆に地方の場合は人間関係が閉鎖的だったり、腐っていたり、低賃金すぎたり、サービス残業が常態化しているので働くなら最低限度がいい。
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) June 18, 2019
僕自身は副業で稼げているのでその副業に支障をきたさないような本業の労働を調整している感じです。
しかし介護一本でいきたいなら絶対に都市部に出ます。
地方では正社員絶対思考が強くて、環境が悪すぎて給料低いという何一ついいことがないので、介護職はぜひ都市部で働くことをオススメしています。

僕自身は地方で働いていますけど、労働の依存度が低くていつ辞めても生活していくことが可能ですし。
派遣という後ろ盾を持っているんでまぁ大丈夫そうですね。
それでもやっぱり都市部の方が明らかにいいですけど笑
介護士の場合はブラック施設に勤めてしまったら正社員の安定は不安定になります。
そしてブラックな施設が多いので不安定になる可能性は高いです。
結局雇用体系はどうでもよくて、いかに自分が心地よく働けるか?ということを重視してほしいと思います。
まぁローンを組みたいみたいなケースがあるので難しいところではあるのですけど。
個人的には派遣を推していきたい

派遣を勧めているのは単純に自分の利益になるからということと、普通に僕が派遣を使って人生をいい方向に持って行ったという経験があって「介護派遣は介護士を幸せにする」と本気で思っているからです。派遣をしてから本当に心身ともに安定するようになったのは大きいです。
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) June 18, 2019
僕自身がこのサイトで派遣をオススメする訳としては僕自身が派遣で幸せになって「みんなもやればいいのに」と思っているからです。
それほど今の介護士の働き方としての派遣は魅力があると思っています。
具体的にどのようなメリットがあるか以下に書いていきます。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ
・正社員思考は捨てた方がいいです。
・現実をみて正しい選択をしてほしいです。
・介護士の正社員は安定しているとは言い難いです。
正社員でも実際に働いたことがあるのですけど明らかに今の方が幸せです。

労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。