どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
最近 TwitterのDMで僕宛に「介護の夜勤ってどんな感じなんですか?」という質問をいただくことが多いです。
その際に介護夜勤の仕事内容・メリット・デメリットを夜勤専従介護士が徹底解析しますの記事を伝えていまがそこで伝えきれない部分をこの記事にしていきます。
今回は『介護夜勤にある二つの働き方』について紹介していきたいと思います。
この記事の目次
介護の夜勤には「2交代制」「3交代制」2つの働き方がある

介護の夜勤は主に2つのパターンがあります。
・【2交代制】17時〜翌日10時の夜勤(内休憩2時間)
・【3交代制】21時〜翌日7時の夜勤(内休憩2時間)
時間が前後したりするのかもしれませんがだいたいこんな感じです。
僕自身は現在は2交代の16時間夜勤をしているのですけど、以前はユニット型の特養で3交代の8時間勤務の夜勤をしていた経験があります。
これら2つの働き方に関しては自分にあった方を選んでいただきたいです。
2交代制のメリット・デメリットとは?

2交代は簡単に言ってしまえば『2日分を1回の夜勤で働く』というものになります。
なので時間的に言えば16時間という長丁場の夜勤になってきます。
それぞれのメリットとデメリットを以下にまとめました。
2交代制のメリットとは?
2交代制のメリットは以下の通りです。
・明けと休みでまとまった休みが確保できる
・職場に数多く通わなくて済む
・夕食が出るところがある
これらのメリットについて以下より解説していきます。
明けと休みでまとまった時間を確保できる
なにより明けと休みがあるというところが一番のメリットであると思っています。
長夜勤なので体力的に辛いですけど、夜勤明けと休みがあれば体力を回復させることは可能です。
しかし3交代制の場合は夜勤が終わった次の日が仕事という事もあるので精神的にたくさん職場に来ている気持ちになってしまう事がありますからね。
普通に夜勤専属でもなければ明け休みの恩恵を受けられた方がいいと思っています。
職場に多く通わなくても大丈夫!
僕自身はそこまでたくさん職場に行きたくなくて家でのんびりしたい人ですので、1日に2日分の仕事をした方がいいと考えます。
実際に夜勤専属をして現在は月に8回しか夜勤に行っていないです。
このように自分のプライベートを重視したい人はそこまで職場にいく必要のない2交代制の夜勤を選択した方がいいと思います。
そのぶん勤務の負担が大きいのですけど、まとまった休みには替えられないですよね。
夕食が出る施設もある
16時間の夜勤の場合夕食をまたぐ関係で施設から夕食として
- カップ麺やパン
- 利用者が夕食に食べていたもの
みたいな夕食が出てくる施設があります。
それは非常に僕は重宝していて夜勤をすればするほど夕食の節約をすることができるので本当にありがたいですね。
逆に8時間夜勤の場合は自分で家で食べてくるケースもあるのですけど、夕食がタダというのは非常に嬉しいですよね。
2交代制のデメリットは体力がきついこと
僕自身もここ最近は2交代の夜勤が多いですけど、1回の勤務で2日分働くわけですからきついのも当然です。
夜勤明けの日はすぐベットにダイブしてしまうぐらいですからね。
施設によって夜勤のきつさは全然違うのですけど、眠気と戦うのはどの職場でも一緒だと思います。
あと夜勤中の仮眠の際に寝られなかった時は本当最悪で、思考が正常に作動しないので仕事どころではなくなってしまいます。
とにかく疲労困憊してしまうので体力的にきついというデメリットは大きいと思います。
3交代制のメリット・デメリットとは?

3交代の夜勤は1回の夜勤をすると1日働いた扱いになる働き方です。
以下よりメリットデメリットをまとめます。
3交代制のメリット
3交代制のメリットに関しては以下の通りです。
・業務開始時間が遅いので当日は実質休みになる
・勤務時間が短いので体力的にきつくない
・夕食介助、就寝介助がなく。場所によっては朝の起床介助と食事介助がない
以下より解説していきます。
業務開始時間が遅いので夜勤当日は実質休みになる
3交代の夜勤の場合は夜勤入りの時間が夜になるのでその日1日丸ごと休むことができます。
これは非常に大きいと僕は思っていて、2交代の場合は16時や17時といった時間の出勤になるので中途半端なことが多いんですよね。例えば・・・
- 夕食を食べるには早い。
- 夜勤中に夕食を食べるけど遅い
- 子供のいる人は迎えがきつい
みたいな感じで自分の忙しい夕方の時間に出勤になってしまうので家のことができなくなるということがあります。
しかし3交代の場合だと夕方の時間に出勤しなくていいので家でするべきことを終わらせてから勤務に入ることができるんですよね。
そういう意味でライフスタイルの安定に重きをおく介護職からしたら非常に嬉しい働き方だと思います。
勤務時間が短い
勤務時間が8時間というのは非常に気が楽ですよね。
2交代制の夜勤の場合は16時間前後になるので、その半分の勤務でいいのは体力的にもきつくないですよね。
介護夜勤を避ける人が長時間勤務を苦痛にしている人も数多く存在するのでこのショートの夜勤ならできる。という人が結構います。
そして次の項目に書くのですけど一番きつい食事介助や就寝起床介助がない施設が多いので負担的にも少なくなってきます。
夕食介助、就寝介助がない
とにかく3交代の魅力は夜勤での職員の負担が少ないことにつきますね。
特に夕食や就寝介助がない事が多いですからね。
基本的に2交代の場合は出勤時間が夜の8時〜10時ぐらいのことが多いので大変な夕食時の介助がないというのも大きいです。
僕が以前していた3交代の夜勤では
- 21時〜7時の勤務(休憩2時間)
- 夕食介助なし
- 就寝介助なし
- 起床介助なし
- 朝食介助なし
という一番大変な夕食と朝食に関わる介助をしなくてよかったというのが大きかったですね。
3交代制のデメリット
一方でデメリットとしては以下のことをが挙げられます。
・夜勤が終わった次の日には勤務が入る
・1日働いた扱いにしかならない
・利用者の就寝前後の状況が見れない
という風になっています。以下より解説します。
夜勤が終わった次の日には勤務が入る場合が多い
僕自身も以前正社員でユニットの3交代の夜勤をしていたのですけど、とにかく明けの次の日が仕事なのが本当にきつかったです。
とは言っても勤務自体は8時間勤務でしたし帰る時間が早かったので、家に帰って数時間寝てすぐ外に遊びに行ったりしていました。
個人的には夜勤専属ならいいのですけど夜勤明けからの翌日早番で本当に休む暇を与えない感じなのがきついと思います。
夜勤専属だと下手すると夜勤明けのその日にまた夜勤が入っていて自律神経が壊れてしまう可能性もありますからね。
基本的には夜勤専属をするなら月に10回程度がちょうどいいと思っています。
そうなると収入は10万円前後になると思いますけど、月20日休みを実現できるので結構いい働き方だと思います。
1日働いた扱いにしかならない
とはいえ1日まとまった休みが欲しい人からしたら物足りないかもしれないですね。
いくら7時に早く仕事が終わったとしても、次の日仕事だったらなかなか心が休まらないのではないか?と思います。
ショート夜勤をしているとほぼ毎日職場にいることになって公私を分けることも難しくなってきます。
それだと仕事をするために生きているみたいになって夜勤をすればするほどまとまった休みが減ってしまうのがきついと感じます。
利用者の就寝前後の様子をみることができない
業務的な話をしてしまうと、ショート夜勤だと出勤してきたときにはもう利用者は就寝しているので寝る前の様子をみていないということになります。
一応申し送りで話を聞くのですけど、実際に自分が就寝介助をしていないのでなかなか実態を把握することが難しかったりする面もあります。
後単純に自分が就寝介助をした方が夜勤が楽になったりすることもあるんですよね。というのも
・自分が就寝介助をしたので安心する
・単純に他人の介助を信用していない
・オムツの当て方とかもあるので自分でした方が夜勤は安心。
・他人のせいにしなくて済む
という部分もあるので就寝介助に関わった方がいいこともあります。
個人的オススメは2交代の制の夜勤

基本は多くの施設が2交代の夜勤を採用しています。
個人としては2交代夜勤の方をオススメします。理由としては
・職場に行く回数が少なくなる
・夜勤は夜勤だから一回に二日分働いたほうがいい
・明けや入りの時間を有効に使える
ということがあって自分でまとまった時間を確保するために長時間の夜勤は辛いけど一気にやった方が美味しいということが多いですね。
あと長時間夜勤の方が夜勤専属の単価がいい事も多いので金銭的な面でも長時間の夜勤をして稼げるだけ稼ぐ方針がいいと思います。

転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

まとめ・・・
記事が長くなってきたのでまとめます。
- 介護施設の夜勤業務には二つの勤務体系がある
- 1回8時間の3交代制と1回16時間前後の2交代制がある
- 多くの介護施設では2交代制を採用している
- 2交代制はまとまった時間を手に入れやすい一方、疲れやすいデメリットがある
- 3交代制は勤務が楽なことが多い一方で、まとまった休みが手に入らない傾向がある
僕自身も両方経験をしてきたのですけど、今は2交代制がまとまった時間を得やすいことから2交代制を選んで働いています。
個人的には正社員の人は3交代制の職場だとプライベートの時間を作りにくくなってくるのあまりオススメできないです。
なのでこの記事では2交代制を勧めたいと思います。
ちなみに、介護夜勤をする際に自分で調べたりするのは大変です。
施設の中でも部署の中で夜勤の形態が違って部署移動によって変わってしまうことはよくあります。
そういう時は介護転職サイトが本当にオススメです!
担当者は多くの介護施設の内情を知り尽くしているのであなたが欲しい夜勤形態の情報も知り尽くしています。
あなたの心強い味方になることは間違い無いと思います。
