どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
「介護職の誇り」を持つのは物凄く大事ではあるのだけど、その誇りを持てるような待遇や労働環境にして欲しいですよね
少ないお金で働かされているのに「誇りを持て!」って無理あると思う
結局介護職から誇りを奪っているのは誰なんだよ?っていう話
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) September 25, 2020
「介護職の誇り」を持つのは物凄く大事ではあるのだけど、その誇りを持てるような待遇や労働環境にして欲しいですよね
少ないお金で働かされているのに「誇りを持て!」って無理あると思う
結局介護職から誇りを奪っているのは誰なんだよ?っていう話
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
よく介護職に対して「誇りだけは捨ててはいけない」みたいなことを介護職の虐待の事件が起こるたびに言う人がいます。
もちろん大事なことではあるのですけど、「誇り以前の問題ではないか?」とか思っちゃうんですよね。
なのでこの記事ではそういう根性論への否定をしていきます。
・介護職が誇りを持って働くのは難しい理由
・介護職は誇りを奪われているということ
・介護職個人がどのようにすれば、誇りを持って働けるのか?
それでは以下より解説していきます。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護職が誇りを持って働くのは難しい理由

介護職に「誇りを持て」というのは簡単ですけど、言ったから誇りを持って働けるのか?と言われたらそうでもありません。
口で言って物事が解決するなら簡単なことはないです。
当の介護職だって本当はもっと頑張りたいと思っているはずです。
しかしそれをさせない環境が介護業界にあるのも事実で、それによって気持ち的に落ちてしまっています。
その要因としては以下のことが挙げられます。
・収入がとにかく低くて日々の生活すらままならない
・労働環境が劣悪でサービス残業などが横行している
・基本搾取することによって成り立っている施設が多い
以下より解説していきます。
収入がとにかく低くて日々の生活すらままならない
多くの介護職さんを見ていると頑張って働いているのに日々の苦しい生活から抜け出せないと言うことが存在します。
別に彼らは頑張っていないでもないですし、むしろ他の仕事の人より「誰かを幸せにしたい」という強い意識を持って働いているような気もします。
しかし現状の国の介護職への理解が薄いのと不況もあいまって、なかなかその努力が評価されない事実があります。

僕自身も介護職で働いていた時も本当に頑張っていたと思います。
目の前の利用者の笑顔を目的に働いてきましたし、「低収入でも誰かを幸せにできたらいい」と考えていました。
しかしそれでは生活が厳しくて、高いモチベーションを持って働くことの難しさを感じました。
生活の安定は良い仕事を生み出すと僕は考えています。
生活が厳しいとその分ストレスがかかってしまいます。
そして資本主義の社会においてはお金をたくさん稼げるというのが一種のステータスになっていますので給料が低いことは人材の価値が低く見られているということと同等です。
いくら素敵な仕事をしていてもそれを評価してくれる人がいないときついです。
この状態で誇りを持って働くのはきついです。
家族のいる人なんて低い収入で家族を守れなければいくらいい仕事をしていてもその事実は変わらないです。
それで誇りを持って働くことはできるのでしょうか?
僕なりに介護職で低収入から抜け出す方法を別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

労働環境が劣悪でサービス残業などが横行している
僕の今まで働いた介護施設ではいまだにサービス残業が横行しています。
- 慢性的な人手不足
- 経済状態が悪い
- 強い滅私奉仕の精神の蔓延
上記の理由があって、介護職はお金をもらわずに長時間労働をしている現実があります。
上の人間も「あなたたちがいなくなったら利用者はどうするんだ?」みたいな綺麗事を言って、残業代も払わずに働かせています。
本来は経営が人手を確保して回していかないといけないのに、それができずに今いる人にたくさん安く働かせているのが現実です。
この話の発信をすると「経営側も大変だ。ないも知らないのに言うな」みたいな反発がありますけど、それは筋違いの話です。
経営側は大きなリスクを背負ってお金を得ています。
なので経営がうまくいないのは基本は経営者の責任ではあります。
そしてサービス残業に関しては違法であって、いくら経営が厳しくても許されることではありません。
介護職に「誇りを持って働け」という人がいるけど、サービス残業などの違法労働をして労働者を軽視している口でよく言えるなとか思いますね。
こっちはそういう悪い施設のせいで誇りを奪われているわけであって、誇りを持たせたいならまずは法律を守ってから言って欲しいとは思っています。
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) September 25, 2020
はっきり言ってサービス残業をさせているならその施設は経営しなくていいと思います。
どっちにしろ、この悪い風潮は労働者への軽視につながります。
労働者を軽視しておきながら「誇りを持って働け!」ってどの口が言えるのでしょうか?

基本搾取することによって成り立っている施設が多い
こんなことを書くのはあれですけど、多くの施設が介護職を安くたくさん働かせていることで成り立っています。
中には素晴らしい経営で施設も介護職も幸せになっているところがあります。
しかしそれはあくまでほんの一部の施設であって、多くの施設が搾取することで生き延びています。
そして福祉の場合はたちが悪いことに支援をする対象を人質にとって「お前らがいないとどうなるんだ?」みたいな感じで長時間労働に誘導します。
もちろん介護施設を運営を続けていくことは並大抵なことではないです。
実際多くの介護施設が人手不足や経済的に厳しくなって倒産しています。
はっきり言ってそれはあくまで自業自得的な部分と国の介護施設を支える力が弱いからであります。
しかし、それでも違法労働をしている施設を生き残らせているのは社会的に大きな損失です。
介護はとても大事な産業ではあるのです。
だからこそ人が離職しづらい環境を構築するべきです。
お金や人手がないからサービス残業をさせるならそれはすでに事業が破綻したようなものです。

介護職は誇りを奪われている

「介護職は誇りを持て」ということは簡単に言えますが、それ以前の問題ではないか?と思っています。
介護職の給料が引くことやサービス残業の文化がまだあることや搾取をしている現実から考えても、「それじゃ誇りなんて持てないよな」と思っています。
問題に直撃した時に根本的な解決策を打たずに、精神論に頼ってきています。
もちろん精神論はある程度は効果がありますけど、「頑張ろう」と言ったら物事が解決するのは安易な考えではないか?と思っています。
介護職の多くは仕事に誇りを持って安心して働きたいです。
しかしその思いを何回も施設や国が踏みつけてしまいました。
何回も介護職は施設や国に期待しては裏切られてきました。
耐えきれなくなったものは介護業界から離れていきました。
これはやるべきことをせずに精神論を投げて放置してきた結果ではないでしょうか?

介護職個人がどのようにすれば、誇りを持って働けるのか?

介護職が誇りを持てない理由に関して先ほど解説しましたけど、それで諦めてしまうのは勿体無いと思っています。
せっかく働くなら誇りを持って働きたいです。
でも「我慢しろ」というのはあまり良くないと思っています。
なので自発的に動いて自分で自然と今している仕事に誇りを持てるように環境を変えていきましょう。
・ある程度生活を安定させるようにする
・副業をして収入源を複数確保する
・転職をして自分に合う施設を探す
ある程度生活を安定させるようにする
介護職が誇りを持てないのは頑張って働いても生活が安定しないということが多いように感じます。
生活が安定しないと自分や仕事に対して誇りを持つことは難しいです。
多くの人が現実を無視して空元気みたいな感じで自分を無理やり肯定させようとしています。
しかしそれではモチベーションを保つことは難しいです。
まずは基盤となる自分の生活を安定させるために収入を上げたり生活費を下げて自分が使えるお金を増やす方に持っていったほうがいいです。
具体的には「転職」と「副業」と「節約」を頑張ったほうがいいと思います。
生活が安定すれば仕事を純粋に楽しむことができます。
そしてあまりにもひどい施設は切り捨てることができます。
選択肢の多さこそがメンタルの安定につながると思っています。



副業をして収入源を複数確保する
僕は副業を駆使して低収入から抜け出しました。
今は副業だけで介護職の収入の数倍を稼げるようになりました。
僕みたいなケースは稀だとは思いますけど、副業をして収入を底上げできたら生活は安定しますし、副業で培ったスキルを活かして他の高い収入の仕事をすることができます。
僕の場合は介護職以外でも他の仕事をすることができます。
- ウェブマーケティング
- ASPでの仕事
- ライティングの仕事
このように常に介護職だけではない仕事ができるスキルを身につけていたら今の自分がしたい仕事を選ぶことができます。
収入源が複数確保できたら生活は一気に安定します。
もちろん実労働の時間は増えてしまいますが、それでも生活の安定には変えられません。
僕の場合は逆に過去の記事から収入が出てくる仕組みになっているので、書けば書くほど時間当たりの時給は高くなります。
もちろん変動はありますけど、実労働時間は減っていきます。
収入が低いのなら他の収入源を確保するのは非常にいい流れではないでしょうか?
副業をする時間作りに困っている人は別の記事で解決方法を解説していますのでもし良かったら読んでみてください。

転職をして自分に合う施設を探す
副業の他にも転職は上手に活用したほうがいいと思います。
サービス残業にしても今の職場を変えることで解決します。
給料も転職をすることで自分をよく評価してくれる人がいたら上がる可能性もあります。
介護施設もピンからキリまでありますので、そこは最初の施設で決めてしまうのは勿体無いと思っています。
今は特に人手不足が深刻な状況でもあるので、「高い給料を払っても即戦力が欲しい」という施設は多いです。
そして残酷な真実ではありますけど、基本転職をしないと給料は一気に上がりづらいです。
今は年功序列も崩れて長く働けば収入が一気に上がるような時代でもないです。
なので転職と副業はうまく活用してキャリアアップを目指していきましょう。

転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

少し長くなったのでまとめます。
・介護職が誇りを持って働くのは難しい理由は悪質な労働環境と薄給料が原因
・介護職は誇りを奪われている
・介護職個人は副業と転職を活用して満足する働き方や生き方をしていこう
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。