どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
介護職を好きで続けたいのに、現実を見ると続けられないという人は沢山いる
意識が高くて優秀な人に対して対価を与えられない社会のせいで、大きな損失を施設や利用者や業界は被り続けている
「やりがい」で続けられるほど甘い世界ではない
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) March 7, 2021
介護職を好きで続けたいのに、現実を見ると続けられないという人は沢山いる
意識が高くて優秀な人に対して対価を与えられない社会のせいで、大きな損失を施設や利用者や業界は被り続けている
「やりがい」で続けられるほど甘い世界ではない
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
多くの人が介護職を続けたいけど経済的な理由で断念して違う職種に行ってしまうケースが多いです。
実際に僕の以前の上司も同じように転職してしまった時は軽くショックを受けました。
その話に関しても別の記事で解説していますのでもし良かったら読んでみてください。

「やりがい」がやけに主張される業界ですけど、それだけでは現実は厳しくて自分で考えて変えていかないといけません。
僕自身も今は本を書いていますけど、一つの職場や職種にこだわらずに動いていくことの大切さを感じています。
でもやっぱり好きな仕事をできなくなってしまうのは悲しいことです。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護業界は優秀な人材に関して還元が少なすぎる

年功序列が多くの会社でも取り入れられているのですけど、これが多くの職員のモチベーションを下げています。
年功序列が職員のモチベーションを奪っている
いくら頑張っても経験年数が上の方が高い給料をもらっています。
介護業界の場合はビジネスをしてお金を儲ける的なものではないです。
国からの補助金を頼りに運営しているので結果を出して収入を上げるということがしづらいです。
それなら経営側に回って経費を最低限に抑えて手元にお金を残すようにした方がいいです。
でもこれをしてしまうと職員の給料が低くなってしまって早期離職につながって経営自体が人手不足でできなくなることがあります。
この頑張っても報われにくいシステムが多くの介護職のモチベーションを奪っているのは事実です。

長年働いたとしても年収は大幅に上がらない
実際に10年以上先輩の職員のボーナスが自分よりも数千円しか変わらなかったみたいなことも非常に多いです。
働いている人に還元できないようなシステムが介護業界に出来上がっているので能力を上げる意味がなくなってしまいます。
それを感情的に「利用者のありがとうのために頑張っている」みたいなことを言う人がいますけど、それじゃなかなかいい人材も出てこないですし、いたとしても他職種に行ってしまいます。
それほど頑張りが正当に評価されないことは辛いことです。

介護職が頑張ることに意味を見出せなくなるから「やりがい」が見出せない

個人的には「介護職はやりがいがある」という主張にはちょっと無理があるのではないか?と思っています。
やりがいに関しては別に他の仕事もありますし、介護職だけが特別ではないです。
逆に頑張りが数字として評価されずに生活が変わりにくいと言う意味では他の仕事の方がやりがいがあるのではないか?と思っています。
「やりがい」は防衛反応として生み出されることもある
しかしなぜ介護職で「やりがいがある」と言う人を多く見るのかと言うとそう思わないと自分を保つことができないからなんですよね。
・給料が低い
・人間関係が悪い
・労働環境が悪い
と言う状況で働いている人ほど高いプライドを持って「大切な仕事でやりがいがある」という発言をしていることが多いです。
これは給料も低くて労働環境も人間関係もきついという仕事をしている自分を守るために脳が自分を騙している「認知的不協和」と言われる現象の可能性があります。
確かに自分が負の部分が強い環境で働いていると自分が働いている意味や存在価値を見出せなくなってきます。
その時に「仕事はきついけどやりがいはある」と思うことで自分を守っています。
なので介護職に人で「給料は低いけど素晴らしい仕事」という正当化をするケースが多いです。
これの恐ろしいところは本当にそう思い込んでいるので、自覚がないと言うことなんですよね。
やりがいを見つけないとやっていけないと言う人は非常に多いです。

質を高めるにはお金を出すことは必要不可欠
元も子もないですが、介護職の質を高めるにはやりがいではなくてお金です。
やりがいに関しては一種の洗脳に近い状態でその洗脳が解かれたら以前と違ってやる気がなくなってしまいます。

なんだかんだ言って介護職は人手がいないと話になりません。
直接人間とコミュニケーションをする仕事なので人員がそのまま質になります。
結構「少ない人手で何かできないのか?」みたいな考えになりがちですけど、人手が少ないとできるサービスに限界があります。
これをしてしまうと単に一人の職員への負担が大きくなってしまうので、逆効果になってしまうことが多いです。
お金を出さずに質を高ようとすると逆効果
結構お金がなくて人手もいない状態の施設は今あるもので最大限の結果を出そうとして長時間労働に誘導するケースが多いです。
介護職でサービス残業が横行しているのも足りていない人で最大限のことをしようとするからです。
人手を補充せずに結果を出そうとすると基本的に違法行為に手を染めるケースが多いです。
業務の効率化にしても人と直接関わる仕事ということもあるので人員を削減できるようなものは少ないです。
ペッパーくんみたいなロボットが直接的にケアをするなら人員削減できますけど、そういう施設がない中では単純に職員への負担が上がってしまいます。
それで中で働いている人が追い込まれて貧困スパイラルにはまっていきます。

現実を考えると介護職で定年まで食っていくのはきつい

僕自身も介護職をやっていましたけど、これ一本で食っていくのはきついのは感じています。
僕の場合は節約をして生活費を下げて副業をしてお金の余裕を作るということをやっていました。
みんなが思っている普通の生活いうのは働いていれば得られるものではないです。
どこかで工夫して自分でお金を作っていかないと生き残っていくことが難しいです。
・仕事が好きだろうと続けられるのか?というのは別問題である
・転職して他職種にいる人は結構幸せにいきている
・好きなだからこそ続けられるための施策をするべき
仕事が好きだろうと続けられるのか?というのは別問題である
介護職という仕事が好きでも経済的な理由で辞めざるを得ないとう話を聞いて「好きだけでは生きていけない」といのは感じます。
しかし中には自分で工夫して好きなことで食べている人も存在します。
やっぱり「お金なんて関係ない」というのは強がり以外の何者でもないです。
それは経済的に困っていない実家や配偶者が太いケースではないか?と思っています。
特に男性の場合は稼げるのか?ということは一種のステータスみたいな感じになっているので、コンプレックスに感じる人は多いです。
僕自身も稼げないということに関して強いコンプレックスを抱いていましたし、結婚をする時にたくさん稼げないというのが、大きな障壁に感じる人もいます。
実際は稼げない人ほど結婚して共働きをしたほうがいいと思うのですけど、その思考に転換できない人もいます。
好きな仕事だろうと基礎となる自分の生活が安定していないと心から楽しめないというのがあります。
そういう意味でも介護職の離職を防ぎたいならお金の部分を充実させないときついと感じています。


転職して他職種にいる人は結構幸せにいきている
で転職した人をみていても結構以前よりもいい生活をして幸せに暮らしている人は多いように感じています。
それほど介護の仕事はいろんな面でストレスを抱えて働いている人が多かったのではないでしょうか?
僕が「介護職だけがやりがいがあるわけではない」という主張は介護職から転職した人が「昔よりもやりがいを持って働いている」ということを言っていたからです。
人は適応能力が高いのでどのような環境でもある程度働いたら適応してやりがいを感じる生き物です。
そこで差になってくるのは給料や労働環境です。
基礎になるお金と労働環境が整っていないと幸せに働いて生活することは難しいです。
「介護職はお金ではない」みたいなことを言う人は単にお金を軽視してろくに考えずに生活をしているだけです。
お金は大事です。お金がないことの弊害は非常に大きくて自分の人生や楽しみややりがいを簡単に奪ってしまいます。

好きなだからこそ続けられるための施策をするべき
好きな仕事を続けるにあたって自分の基盤になるお金の部分はしっかりするのは大事です。
僕はお金のことを考えなかった日はないですし、いかにお金を稼いで節約して資産を形成していくのか?ということはいつも考えています。
結構銭ゲバみたいなところはありますけど、そのおかげであまりお金に困るような生活をしなくなりました。
お金のストレスから解放されたいならお金について考えて学んで自分で稼いで見たり節約したりすることが一番いいと思います。
逆に「お金なんていらない」「世の中お金じゃない」とか言ってお金を軽視して考えている実際にお金が手元になくて辛い思いをしてしまいます。
僕が今は本を書いていて介護職をしていませんが、しばらくしたら現場復帰すると考えているのもお金の部分で困らずに純粋に好きな介護ができるのが大きいです。
好きな仕事を続けたいならお金について真剣に向き合ったほうがいいと思っています。

転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ
・介護職は経済的な理由で好きな仕事が続けられずに挫折するケースがある
・まずはやりがいよりお金を求めたほうがいい
・好きを仕事にして続けていくことはお金と向き合うことから逃げられない
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。