どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
上司からの要求を断らずに受けてしまうと「何でも屋」という扱いを受けて理不尽要求も増える
そしてその人に業務が集中してその人がダウンしたり退職する時に大きな被害を受ける
相手のためにも断る勇気を持とう
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) February 16, 2021
上司からの要求を断らずに受けてしまうと「何でも屋」という扱いを受けて理不尽要求も増える
そしてその人に業務が集中してその人がダウンしたり退職する時に大きな被害を受ける
相手のためにも断る勇気を持とう
上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
今回は介護職員として長く働くために大切な「断る勇気」について解説していきたいと思います。
働いているとどんどん上司から「あの仕事もやってくれないかな?」と忙しい状況に関わらずにお願いされることはよくあります。
もちろん相手に悪気はないとは思いますけど、そういうお願いを引き受けてしまうと、「何でも屋」みたいな扱いを受けてしまう。
そうなってしまうとあなたの介護人生が一気に曇ってきます。
なのでこの記事では「断る勇気」の重要性について解説していきたいと思います。
・「断る勇気」の重要性について
・「断る」ことができない時にどのような弊害があるのか?
・「断れない人間」だった僕の実体験について
それでは以下より解説していきます。
この記事の目次
「断る勇気」の重要性について

断ることってなかなか勇気が必要なことですけど、働くにあたってこれほど重要なことはなかなかないと思っています。
もちろんいろんな業務をこなすことで経験値が溜まってそれが将来のためになるというメリットもあります。
しかしそれ以上に「不必要に働かない」ということが大事です。
その理由についてこの項目では解説していきます。
大切なポイントに関しては以下の通りです。
・自分の労働をコントロールするためには断ることが非常に重要だから
・少ない時間で最大の成果を上げることが一番大事だから
・「苦手なこと」をしないことが、組織のためになるから
上記の3つの項目に関して以下より解説していきます。
自分の労働をコントロールするためには断ることが非常に重要だから
働く上で自分の業務をある程度コントロールするのは必要不可欠です。
僕自身も今はフリーランスで不安定な仕事をしています。
介護職をしている時は派遣という働き方をしていたのも自分で労働をコントロールするためでした。
特に残業に関しては派遣の場合はよほどのことがない限りは要求されることもないですし、そういう環境に身を置くのは大事です。
しかしみんながみんな派遣で働こうというのも無理な話でもあります。
なので、自分が必要以上の仕事を与えられたり「これは自分に適性がないな・・・」と思う時は断って欲しいと思っています。

断れないと時間は簡単に無くなってしまう
多分そういう仕事は別に自分である必要性は基本的にないですし、そもそも必要かどうか?言われたら微妙なことも多いです。
とても勇気が必要なことですけど、一回引き受けてしまうと「面倒な仕事はこの人に任せればいい」というレッテルを貼られます。
これから先もどんどん不必要に仕事を任せてくるようになります。
そうなってしまうとあなたの時間は一気に奪われてしまいます。
しかし一回断ってしまうとそれは基本的にないです。
もちろん断ることによって反感を買われることもあるかもしれませんが、それはしょうがないです。
別にこっちもサボりたいから断っているわけでもないですし、逆にそういう状況で仕事を振ってくる職場の状況が異常であると思ったほうがいいです。

少ない時間で最大の成果を上げることが一番大事だから
基本的には与えられた時間で最大級の結果を出すことを意識するべきです。
結構介護業界には「長く働けばそれで利用者は満足する」みたいな考えのもと残業とかが横行しています。
確かに利用者という人相手の仕事でもありますから、一人が長く働いたほうがいいはずです。
でもそれは施設や客側の勝手な言い分であって僕たちは労働契約を結んで働いている労働者にすぎないです。
なので原則は「決められた時間内でする」です。

人手不足で残業はしょうがないわけではない
それが出来ないなら、業務内容を改善したり人手を補充すべきです。
しかし介護業界は未曾有の人手不足の状態で人手不足のまま回しているので、一人の職員に負担が集中しています。
でもそれでも最小限の時間で成果を出すという視点は忘れてはいけないのではないか?と思っています。
それを「人手不足だからしょうがない」と言って飲み込んでしまったらサービス残業コースまっしぐらです。
あなたの時給は最低賃金以下になってしまいます。

「苦手なこと」をしないことが、組織のためになるから
個人単位で「苦手なこと」をしないということは組織の利益につながります。
苦手なことをし続けるということはその分大きなリスクになってきます。
- 苦手な業務を続ける
- その分ストレスが大きくなってしまう
- その分精神的に病んでしまう(自信の喪失)
- 休職、退職する
- 結果人手不足で多くの業務を抱えていた人がいなくなるので大きな損失になる
これだと組織も個人も全然いい思いしませんよね。
人手不足というのはとても深刻な悩みではあるのですけど、その不足分を今いる職員に押し付けてしまったら職員が壊れてしまいます。
普通に職員目線でもそういう施設に長く働き続けたいと思いませんし、他の施設の方がいいと思ってしまいます。
なのでその人の適性を見極めた上で業務を設定することが大事なことではないか?と思っています。
ちなみに介護施設の業務効率化が進まない理由に関しては別の記事で解説していますのでもし良かったら読んでみてください。

介護職員が断れない時のデメリット

断ることができずに「何でも屋」になってしまったら最後、あなたの介護職ライフは一気に真っ黒になることが予想されます。
本来は自分の「利用者様の笑顔が見たい」という目的で始めた仕事なのにやっているのは雑務ばっかり・・・
こういう状況になってしまったら自分自身を肯定するのは非常に難しくなってきます。
そしてこれは自分だけではなくて組織のためにもなりません。
その辺のことに関して解説していきます。
- 「断る勇気」を持たないと膨大な仕事量を抱えることになる
- 経営が厳しいと無意識に介護職員の負担を増やしてしまう
- ストレスが増加して精神的に病んでしまう
- 周りの人間が自分に依存する状況を作ってしまう(結果組織が崩壊する)
「断る勇気」を持たないと膨大な仕事量を抱えることになる
断れない性格の人もいますけど、それは自分の首を絞めることになってしまいます。
仕事をどんどん任せられることに関して「それが一人前だ」みたいに思っている人もいますけどそれは否定したいです。
単にあなたが断る勇気がないことを見越して「この人は断らないだろ」と足元を見られているからです。
そうなってしまうとあなたの仕事力は倍増して簡単に時間を奪われてしまいます。
経営が厳しいと無意識に職員の負担が上がる
「うちの施設はそうではない」という人もいますけど、自然にこのような形になっています。
相当注意しない限りこの搾取の構図が出来上がってしまうので本当に経営は難しいと感じざるを得ません。
断るのは誰かに嫌われるリスクを背負うことにもなります。
介護職はチームで仕事をする関係上これが大きな痛手になることがあります。
しかし言ってしまえば仕事を与えすぎる方に問題があるわけで別にサボっているわけじゃないなら断るのはいいと思います。
結局それでサービス残業になってしまっては損をするのは介護職の方になります。
自分を守るために最低限のラインを設定した方がいいと思います。

ストレスが増加して精神的に病んでしまう
介護職の中で病んでしまって退職した人を1年に1回ぐらいのペースで見ます。
僕のいた施設がそういうやばい施設で、他の施設ではそんなことはないのかもしれませんが、実際にそういう人が存在しているのも事実です。
素晴らしい介護職ほど潰れてしまう
その退職した人を見てみると非常に真面目で人一倍頑張って強い責任感と貢献する心を持っていた素晴らしい介護士でした。
しかしその人でも多すぎる業務を抱えて潰れてしまいました。
これはどんな優秀な人間で起こることです。
ストレス対策は徹底するべき
なんでも「引き受けます」という態度を取っていたら「この人なら任せても大丈夫」と思ってしまいます。
信頼されている証しでもあるのですけど、それもいき過ぎてしまうとキャパオーバーになってしまいます。
それに組織が気づければいいのですけど、本人は弱音を吐かずに真摯に与えられた仕事をこなそうとしているので、気づいたらもうダウンしてしまうこともしばしばです。
介護職はただでさえストレスの大きな仕事です。
そのストレスの対策をしないといつか潰れてしまいます。

周りの人間が自分に依存する状況を作ってしまう(結果組織が崩壊する)
「仕事を気軽に任せられる人」の存在は組織からしたら非常に助かります。
でもその状態は言ってしまえば一時しのぎみたいなもので、本来は人員を揃えて取り組まないといけない案件でもあります。
しかし現場回せているということ甘んじて人手を補充することもなく、そのままにしてしまうと痛いしっぺ返しを受けます。
特に仕事を多く任せられる人は組織からしたら優秀な人材であって、その施設の核を担っている人です。
もしその人がストレスで鬱になってダウンした時にその組織はどうなるのでしょうか?
同じような仕事ができる職員がいなくて、大きな混乱を招いてしまいます。
そもそもその職員がずっと自分の施設にいるのか?と言われたら疑問です。
誰が抜けても回せるような状態を作っていくことが安定的な施設運営において大事なことではないでしょうか?

「断れない介護士」だった僕の実体験について

僕自身はどちらかというと以前は断れない側の人間でした。
任せられた仕事には全部「頑張ってやってみます」と言ってやっていました。
潰れないのは運がいいだけだと思った方がいい
もちろん新人の時にいろんなことを任せられた経験が今に生きています。
しかしその時に抱え過ぎて爆発しなかったのは運が良かっただけだったと思います。
たまたま自分にその職場との適性があっただけで、ストレス耐性が強いことはないです。
多分のその辺を見越して上司が自分に仕事を振ってくれていたのだと思いますけど、本当に上司に恵まれていたとは感じています。
断れない時の心理
しかしこれがどんどん任せて仕事量を増やしてくる系の上司だったら僕は今このブログで文章を書くこともなかったかもしれません。
断れない時の心理としては
- 上司や組織の期待に応えたい
- 自分自身をレベルアップさせたい
- 相手に嫌な思いをさせたくない
ということが強かったです。
しかし転職してからは思考を変えて「いかに自分の時間を作り出すのか?」ということを考えるようになりました。
これはある程度の経験があったから考えられたと思います。
複数の収入を持つと精神が安定する
あと単純に「副業をする余力を残したい」と思うようになったことが大きかったです。
若い時の時間は限られていますので基本的に自分の好きなようにコントロールできた方が将来のためだという考えを持つようになります。
おかげで今は自分の力で食べることができるようになったので思考法を変えて良かったと思っています。
ちなみに副業をする人に伝えたい時間の活用術に関しては別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ
・断る勇気がないと誰もが得をしない結果になってしまう
・自分自身を守るために断ることは習慣づけした方がいい
・相手は良かれと思っているので伝え方は配慮する
上記の3つのポイントはこの記事で抑えて欲しいところでもあります。
断るのは確かに勇気が必要な行動です。
それでもそれができるのとできないのとでは大きな差があります。
そしてそれをさせてくれない職場に関しては転職を検討してもいいと思います。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。