どうも現役介護士のたんたん(@tantan4423)です。
僕は現在26歳で5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し現在は老健に勤務しています。
これからのキャリアとしては近いうちに都市部に再び戻るつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

先日以下のようなツイートをしました。
介護職の業務内容自体はそこまで大変ではないのですけど、業界自体が遅れていて、介護者に対してのケアが足りないのと給料の問題が大きいと改めて感じました。
介護職歴25年、メイプル超合金安藤なつが語る、介護現場のつらさと楽しさ|tayorini by LIFULL介護 https://t.co/2qK2VhJ1E7
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) August 24, 2019
介護職の業務内容自体はそこまで大変ではないのですけど、業界自体が遅れていて、介護者に対してのケアが足りないのと給料の問題が大きいと改めて感じました。
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
超名人であるメイプル超合金の安藤なつさんも介護の仕事をしていた事が結構驚きでした。
今回はこの記事で僕が感じたことや介護業界の問題点について書いていきたいと思います。
・安藤なつさんも「介護士の給料を上げるべき」と言っていた件について
・介護する側の心身を考えられていない仕組みに日本がなっている
・今回のコラムから分かる介護業界が何をすればいいのか?
それでは以下より解説していきます。
この記事の目次
安藤なつさんも「介護士の給料を上げるべき」と言っていた件について

安藤なつさんも介護職の給料に関して「上げるべき」という事を言っていました。
――どうしたら人手不足は解消されるんでしょうね……。
安藤でも結局「給料あげてください」がいちばんですよね。どんなにこの仕事が好きでも、みんな生活があるしリフレッシュだって必要だから、あまりに安いお給金では続けていけないじゃないですか。なんでそこに国の予算とか使ってくれないんですかね……国の偉い人に、そういう現場を知ってほしいですね。
この意見に関しては全ての介護士から同意の声が出てくる事だと思います。
それほど介護職の給料の問題は深刻です。
給料が低いことによって介護業界が崩れていると言っても過言ではないです。
給料の低さが以下のように他の部分にも悪い影響を及ぼしているのです。
①給料が低いことによって離職が進んで人手不足になる
②人手不足になってしまうと介護士一人当たりの業務負担が増える
③さらに離職が進んで業務負担が増える(負のサイクル)
以下より上記の事について解説していきます。
①給料が低いことによって離職が進んで人手不足になる
介護職の給料が低いという問題に関してはその分、経済的な理由で介護職を辞めざるを得ない人が出てくる可能性が上がってくるということです。
実際に経済的な理由で介護職を辞めて近くの工場に転職をした人もいました。

・家族という守るべき存在がいる人
・どうしてもお金が欲しい人
・自分の市場価値を高めたい人
介護職をしていてもやっぱりお金は大事です。
いくら好きな仕事としても給料の問題で泣く泣く辞めてしまった人は数多いです。

そもそも仕事はあくまでお金を稼ぐ手段に過ぎないので給料が低い仕事は避けたいと思うのは当然です。
なので新しいすスキルを身につけた人とかさらに稼げる仕事を見つけたら普通に転職をしてしまう人も多いです。
このように給料が低いというだけで人手不足になってしまうので、給料を上げればその分の人を引き留める事ができます。
でもそれができていない今介護職の流出は避けられないんでしょうね。
②人手不足になってしまうと介護士一人当たりの業務負担が増える
経済的な理由で退職する人が増えるとその分残っている職員の業務の負担が大きくなります。
しょうがないことといえばしょうがないですけど、その時に割増の給料や残業代や手当をつけないと「以前より忙しくなったのに給料変わらない」となってしまいます。
実際に見てみるとほとんどの施設が人手不足で困っていて日々の業務を回すのも大変になっています。
これが給料を上げていたら経済的な理由で退職する人は減っていだろうし、人手不足はまだマシになっていたと思います。
そして他の職員にしわ寄せが行かなかったかもしれません。
増える業務に増えない給料で中で働いている介護職にはストレスが積み重なっていきます。
③さらに離職が進んで業務負担が増える(負のサイクル)
人手不足によって介護職への負担が大きくなってしまうと介護職は壊れてしまいます。
・腰痛で休職&退職
・鬱になってしまう
・割の合わなさにバカバカしくなって退職
これらの行動をする介護職が増えていきます。
僕自身も上記したようなループにはまっている介護施設があったらすぐ脱出するようにしています。
この負のサイクルにはまってしまったらなかなか解消する事ができません。
辞めた職員が口コミで「この職場はやばい」というかもしれません。
そうなってくると長く残っている介護職ほど割に合わない労働になってしまいます。

介護する側の心身を考えられていない仕組みに日本がなっている

安藤なつさんは介護職の心身について考えられていないという事を言っておられました。
――逆に、つらかったのはどんなところですか?
安藤体力面です。日本は本当にその点が遅れていて、介護する側の体のことを考えた仕組みになっていないんですよ。中2でぎっくり腰をやってから、もう腰はずっと終わってますね。もちろん体型のせいもあるんですけど。リフトの導入が進んでいないとか、そういうのは問題だと思います。今は離れてしまっているので、現場がどうなっているのかあんまりわからないですけど、介助側のケアもちゃんとしてほしい。
介護職の心身のケアに関しての問題点は以下のような事があると思います。
・なかなか機械化・電子化が進まない現状(アナログな現場)
・介護職の労働時間の長さ(残業が多い)
・給料の割に非常に責任が大きい(ストレスフル)
上記の事について以下に解説していきます。
なかなか機械化・電子化が進まない現状(アナログな現場)
介護現場は本当にアナログな業界です。
・記録はいまだに手書き
・ペーパーレスが進んでいない
・介護補助グッズはあるのに導入していない施設が多い
ということはあります。
電子化や機械化を進める事で介護職の負担も小さくなるのに
- お金がない
- 研修する時間がない
- 分からない人がいる
ということで後回しにしてきています。
その事が他職種と比べて介護業界が前に進まない原因ではないか?と思います。
実際に導入されれば介護職の負担が下がったり必要な人数を減らしたりできたりといい事が多いです。
しかし介護業界では目先の利益や損失を意識し過ぎて何もしないという選択を取りがちなのが大きいですね。
逆に導入できたら求人の強みになりますのに勿体無い話です。

介護職の労働時間の長さ(残業が多い)
介護職の労働時間って普通に長いと思います。
そもそも利用者と関わる時間が定時でそれ以外の書類仕事をする仕事が時間外(残業代なし)というところが多いです。
そういう意味では介護職は定時内で帰れるように業務効率化したりするべきではないでしょうか?
残業をしないと終われない仕事なんか業務の組み立て方が間違っている証拠です。
定時時間は契約して決められていますし、ましてや「お金も払わないのに残業してくれ」というのはもう強盗と一緒です。
今はテクノロジーが発達してきているのになぜ僕たち介護士の働く時間は減るどころか増えているのはどういう事なんでしょうか?
先ほど書いたように人がいないなら機械に任せるとかするなりしないと介護現場は回らないです。
そろそろ人依存の労働環境から脱したほうがいいのではないか?と思っています。。
給料の割に非常に責任が大きい(ストレスフル)
介護職のやばいところは給料が低いけど責任がものすごく大きいという事です。
・人の命を預かっている責任
・やるべき業務が多い事への責任
・しかし給料が低い
この状況で働かされていたらそりゃ体調も崩しますし、腰を破壊してしまいます。
はっきり言って介護職の給料はそんな重い責任を背負えるほどのものではないです。
なので業務の負担や責任を軽くするとか給料を上げて命を預かるに値する責任に合わせるか?ということはしたほうがいいと思います。

今回のコラムから分かる介護業界が何をすればいいのか?
今回のコラムは非常に影響力の大きい著名人からの発信で影響は大きかったように思えます。
これから介護業界は今回みたいな声の大きい人に現状や問題点を発信してもらったほうがいいと思います。
先日のザブングルの件でも発信力の強さを実感しました。

実際にみていると介護系のインフルエンサーが少ないというかいないのでそういう人材を作っていく必要があると思っています。
発信に特化した影響力を持つ介護職を僕たちで作っていく必要があります。
と言う僕も最近はフォロワーやブログのPVが増えたり他のメディアに出ることも増えているのでインフルエンサーの道に行ってもいいのかな?と思っています。
現在介護職のインフルエンサーが少ないというかいないですよね。最近のザブングルやメイプル超合金の安藤なつさんの記事で分かるように介護士の中でも高いインプレッションやPVを叩き出せる人間がいたら全然違うのではないか?と思う。僕もどちらかと言うとインフルエンサー側にシフトしたいけど難しい
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) August 29, 2019
実際に僕の場合は介護職として働くよりも発信するほうが求められているところありますからね。

介護職自体は自分で労働をコントロールできるようにしたほうがいい
自分で言うのはあれですけど僕は相当介護の仕事をコントロールできている自覚はあります。
- 残業は絶対にしない
- 自分に適切な時間しか働かない
- 副業や節約で足りない部分を補う
上記のようなことをして介護の仕事に依存しなくて自分の時間を確保するようにしています。
そういう働き方をできているのは派遣と言う働き方を選択できているからなんですよね。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ
・安藤なつさんも「介護士の給料を上げるべき」と言っていた件についてついて多くの介護職は同意した。それほど介護士の給料の低さが大きな悪影響を及ぼしている
・介護する側の心身を考えられていない仕組みに日本がなっているので早く対策しないと人材がどんどん離れていく
・今回のコラムから分かる介護業界はもっと現状を発信できるインフルエンサーを作るべき
今回みたいな発信はどんどんしていくべきですし、定期的に介護に関して発信して影響を与える人が出てくるべきです。
そう言う意味でもフォロワーを集めるという行為は非常に大事かもしれないですね。
僕自身も情報発信者としてこのように大きな影響を与えられる発信ができたらいいなとか思いました。
話を戻すと介護職の労働環境や給料はあまり良くないです。
だからこそ「どうすれば少しでも良くなるのか?」と言うことを考えて行動すべきではないか?と思っています。
そう言う意味で転職は非常にいい選択ではないか?と思っています。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。