どうもたんたん(@tantan4423)です。
5年前に保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをしています。
でも時期には現場復帰するつもりです。
かいご畑で実務者研修の資格を無料で取得して国家資格である介護福祉士を取得するつもりです。
かいご畑に関しても詳しく解説している記事がありますので良かったら読んでみてください。

今回は僕自身が実際に働いたことのある「有料老人ホーム」と「特別養護老人ホーム」について解説していきます。
これから介護職を始めようと思っている人に向けての記事です。
この記事の目次
特別養護老人ホームって何?
特別養護老人ホームは、社会福祉法人等が運営する公的な施設です。
65歳以上の方で、要介護認定3以上の認定を受けた方などいろいろな条件に合った方が入居されます。
なので比較的症状が重い人が多いです。
僕自身は介護職を始めた最初のキャリアは特養でした。
入居希望の方が多く、待機待ちになっている施設がほとんどです。特別養護老人ホームの人気の理由は以下の通りです。
特別養護老人ホームが人気の理由
- 料金が比較的安い(年金で入れるところもある)
- 公的機関の運営により、経営母体が安定している(急に倒産することは少ない)
- 必要な地域に整備されている(山奥で介護施設がない・・・ということがない)
- 看取りの対応が可能(病院で見れないケースもカバー)
- 比較的設備が充実している(一定の設備はある)
特別養護老人ホームの入居待機者数は50万人にのぼると言われています、
待機児童ならぬ待機老人。
今は少子高齢化で介護施設に入りたいけどお金がない高齢者は特養に入るのですけど、そう言う高齢者は多いので待っているのです。
社会として高齢者を支える役割を担っている特別養護老人ホームで仕事することは社会的意義も高く、地域に根差した仕事をすることが強みですね。
有料老人ホームって何?
有料老人ホームは僕が特養を三年働いて退職した後で働いた施設です。
有料老人ホームには、
- 介護付き
- 住宅型
- 健康型
と主に3種類に分かれています。
この3つの形態の施設は後述します。
民間での運営が多く、入居対象者も受けられるサービスも場所により異なり、施設により特色があります。
僕がいた施設ではとある大企業が運営する施設でリハビリに特化しか施設でした。
人気の有料老人ホームは待機者が多いですが、空床がある施設もありますので、サービスをしっかり提供することが求められます。
簡単に言えば「お金があれば自分の好きなレベルのケアを受けられる施設」です。
中には高級ホテルみたいなところもありますので非常にいいですね。
人気の有料老人ホームの特徴
- レクリエーションが豊富(麻雀とかある)
- お風呂や娯楽室等の設備が充実している(露天風呂つきの施設も・・・)
- 豪華なエントランスと装飾(とにかく綺麗な施設がある)
- スタッフの接遇がホテル並み(介護職というよりかは接客業ですね)
- 充実した医療体制(NSが日中に数多くいます)
一般的に高価なイメージのある有料老人ホームですが、最近では入居金0円など安価な設定をしている安価な有料老人ホームも出てきています。
まぁそれだと非常にサービスの質も低いところがあるので、ブラック化しそうです。
どの事業にも言えますけど客からお金を取らない民間運営は労働環境も悪くて、サービスの質が低いです。
僕自身がいたところは入居金1000万円で月額30万円ところだったので非常にサービスの質が高くて介護士自体も働きやすかったですね。
有料老人ホームの種類と違い
有料老人ホームには
- 介護付き
- 住宅型
- 健康型
の3種類がありますが、それぞれの特徴について以下にてご紹介します。
介護付き有料老人ホーム
介護サービスが付いた有料老人ホームで、生活する上で必要な入浴や食事、排せつなどの介護を受けることができる施設です。
有料老人ホームでも介護付きが多い印象です。
というのも高齢者は高齢というだけでリスクがありますからね。
医療体制が整った施設であれば最期を施設で迎えることも可能です。
住宅型有料老人ホーム
基本は自分で生活する自立可能な方を対象とした有料老人ホームですが、介護が必要な場合は訪問介護などの介護を受けることができる施設です。
基本的に物件を借りるような感じで、オプションで介護サービスをつけるようなイメージです。
最期を迎えることも可能ですが、介護が必須になった場合は他の施設にうつる方もいます。
なので自分の体調が悪くなって多くのケアを受けるようになったらあまり適さない携帯ではあります。
健康型有料老人ホーム
自立の方を対象とした有料老人ホームで食事の提供や困ったときの緊急対応のみを介護サービスとして受ける施設です。
この施設は僕自身は働いたこともないので詳しくは知らないですが、友人が働いてい話は聞きました。
介護が必要となった場合は介護サービスを受けることができる施設へうつることになります。
基本自分でなんでもできますが、一人で暮らすのには不安という方が利用されています。
介護度が低いので介護職員の仕事の仕方も介護というよりかはサービス業に近いですね。
特別養護老人ホーム・有料老人ホームの業務内容
こちらは特別養護老人ホームと有料老人ホームの日勤者のタイムスケジュールです。
特養の勤務内容
僕自身が特養で働いている時のスケージュールは以下の通りの感じです。
ちなみにこの例は日勤での話なので、遅番や早番の場合は少し違ったりします。
9:00 朝の申し送りで情報共有(夜勤看護師からその日の利用者様の状態など報告してもらう)
9:30 入浴の介助(曜日によってはないので、排泄介助や10時のお茶の介助に入る)
11:30 昼食の配膳する(ユニット形式だと盛り付けやご飯を炊いたりする)
12:30 昼食、食事の介助、口腔ケアをして帰室介助する
13:00 休憩
14:00 レクリエーションをする
15:00 おやつ、食事の介助、口腔ケア
16:00 利用者様とコミュニケーションをすることが多い
17:00 夕食の配膳
17:30 夕食、食事の介助、口腔ケア
18:00 業務終了(夕食途中の場合は申し送って終わる)
タイムスケジュール上では特別養護老人ホームも有料老人ホームも大きな変化はありませんね。
まぁ介助する人が少ない有料老人ホームでは食事介助がなかったりします。
曜日によっては部屋の掃除やシーツ交換(業者が入っていない施設もある)をしたりすることもあります。
僕自身は夜勤専属なのでこういう業務は今はしていません。
夜勤の業務を知りたい方は別の記事で解説していますので良かったら読んでみてください。

特養と有料老人ホームどっちで働くべきか?
先ほどまで各介護施設の説明で利用者向けの記事になっていましたけど、この項目では介護士に向けたものにします。
実際に「どっちの施設で働けばいいのか?」と疑問を感じている方もいると思います。
結論を先に書くと『キャリアの初期は特養で経験を積んで、経験を積んだら有料に転職』です。
以下にて解説していきます。
介護士をこれから始める方は特養での勤務をお勧めします
僕自身がキャリアの最初は特養をお勧めするわけは以下の記事で解説しています。

理由としては以下のことがあります。
・特養は身体介助が多いからスキルを短期間で身につけられる
・研修に参加させてもらえる機会が多いので知識を身につけやすい
・特養の一年は有料の三年分ぐらいだと思うから
・社会保障(主に介護保険)のシステムに触れる機会が多い
特養は言ってしまえば修行の場所であると認識してもいいです。
個人のケアのレベルとかを見ると有料老人ホームの比にならないぐらい特養はレベルが高いです。
でも特養はやっぱり介助量が多くて体への負担が大きいですし、ストレスも非常にある職場です。
なので長く働くには向いていないのではないか?と思っています。
あと結構人手不足が慢性的でNsの数が少なかったり一人で見る利用者の数が桁違いに多いことがあります。
しかし特養で三年ぐらい働ければどこでも通用します。
実際に僕自身も特養で3年間経験したことが大きかったですね。
他の施設に行っても「特養で3年間いられたら安心ですね」と言われたことがありますしそういうことだと思います。
特養で経験を積んだ介護士は有料老人ホームに転職することをお勧めします。
有料老人ホームの特徴は以下の通りです。
・施設内の設備のレベルが高い
・職員の数が充実している(Nsとかめっちゃ多い)
・とにかく働きやすい
・労働環境が安定している
これらの特徴は『高級志向で大企業が運営している施設』という条件付きですね。
逆に小さな企業が運営している小さな有料老人ホームは人手不足で設備投資を行なっていないところもあります。
なので絶対に施設内見学して設備を見たり人員を確認してください。
そういう意味では大手の運営している入居金が高い介護施設はいいと思います。
どっちにしても労働環境がひどい施設は早く逃げるべき
別のこの記事では「石の上にも三年」みたいなことを言っているわけではないです。
個人的に特養に関しては労働環境に耐えられなかったらすぐ転職を検討したほうがいいです。
普通に最初から有料老人ホームでいいかもしれないですけど、スキルや知識のない状態での転職は非常に難しいものがあります。
なので就職する段階からいかにスキルを盗むのか?ということを考えて働いたほうがいいです。
僕は三年特養に勤めて今は派遣でフリーみたいな感じで各施設で働いていますけど、とにかくスキルです。
スキルがなかったら経験年数あっても使えない人材で終わってしまいますし、信頼を作ることは難しいと思います。
スキルが身につかない施設はすぐ転職するべきで、スキルが身についたら転職で良い待遇の施設を狙って言ったほうがいいと思います。
介護士の給料を上げる方法としては転職が手っ取り早いです。
でも無理して働けない環境が一番大事です。

以下より良い職場を見つけたい人にお勧めの転職サイトを紹介していきます。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
先述しましたが、派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ
・キャリアの初めは特養で経験を積んだほうがいいと思う
・特養で経験を積んだら有料老人ホームに転職しよう
・合わない施設はすぐ転職
・最初の施設では素早くスキルを盗むことを意識しよう。行けると思ったら転職
僕自身は今は特養では働くつもりはないですね。
というのも腰痛を持っていることや基本的にきつい仕事はしたくないという思いが強いですし。
今は老健ですけどじきに有料に戻ると思います。その時はまたエージェントさんにお世話になると思います。
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。