どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
毎年のように介護職の中で心身を壊して休職や退職に追い込まれる人がいる
別に彼らは甘えていたとか元から心が弱いとかそういうことはない
過剰に責任を負わせて、労働のルールを無視して働かせたり、人権を軽視したから壊れた
最低限の労働環境を用意してから相手に責任を求めるべきなんだよね
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) June 2, 2021
毎年のように介護職の中で心身を壊して休職や退職に追い込まれる人がいる
別に彼らは甘えていたとか元から心が弱いとかそういうことはない
過剰に責任を負わせて、労働のルールを無視して働かせたり、人権を軽視したから壊れた
最低限の労働環境を用意してから相手に責任を求めるべきなんだよね
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
今でも体調不良で鬱になった人に対して「甘えるな」と言っている介護士の人が多くて普通に悲しいです。
・「体調不良で休職や退職する介護士は心が弱い」が間違いである
・逆に退職や転職や休職をもっとしたほうがいいと思う理由
・世の中に合わせて考え方をアップデートしないといけない
それでは以下より解説していきます。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
「体調不良で休職や退職する介護士は心が弱い」が間違いである

そもそも「心が弱い」というのは表現が間違っていて「心を壊した」と言ったほうがいいです。
元から心が弱い人がそんなに介護業界に集まっている訳ではないので、もっと反省すべきですね。
介護職を使い捨てしている事実
毎年新人介護士が入職をするのはいいけど、それ以上に退職をする慢性的な問題を介護業界は抱えています。
最近はその入ってくる新卒の新人も減っている施設が非常に多いです。
何故そのようになってしまうのかと言うと、「介護職をボロ雑巾のように使い捨てる」体質にあります。
この話をすると「そんなことはない。うちは職員を大事にしている」と反論されます。
しかし具体的に以下のような事を介護職に平然と行なっています。
・残業代を払わずに残業をさせている(サービス残業)
・人手不足を言い訳に一人の職員へ過剰に働かせる
・有給を使わせない
・休みの日に会議に参加させたりする
・利用者や家族の理不尽な行為に対して家族側を庇う
上記の事をしておきながら「職員を大事にしています」なんてよく言えるなと思いますね。
一般的にはこのような職場は社員の事を人間と思っていないブラック企業にカテゴリーされます。
その他の特徴は別の記事で解説しています。

介護職を使い捨てする体質だから介護職員が体調を崩してしまう
実際に多くの介護士が心を病んでしまって退職や休職に追い込まれています。
中にはもう社会復帰できなくなってしまった人だっています。
そのような人を悪質な環境で作っておいて「体調不良で休職や退職する介護士は心が弱い」は何様なんでしょうか?
実際に以下の人を僕は今まで見てきました
・鬱になってしまって長い期間治療が必要になってしまった人
・妊娠中に心を病んでしまってストレスで流産に繋がってしまった日
・社会復帰ができなくなってしまった人
これらの人は介護業界で働かなかったら、こんなことにはなっていなかったと思います。
どう責任を取るつもりですかね?
責任を取るどころか「体調不良で休職や退職する介護士は心が弱い」と更に追い込んでいくのは心が腐っているとしか言いようがないですね。
介護士の労働環境では心を病んだりしてしまうのは当然です。
もう一種の職業病ではないのでしょうか?

介護業界で長く働いていると、人への思いやりがなくなる
そもそも「体調不良で休職や退職する介護士は心が弱い」とよく言えるなと思っています。
客観的に見たら介護士の働き方は「鬱になっても当然」のレベルです。
長く介護業界に働いているせいかそのおかしい部分を当たり前になっているだけではないでしょうか?
そして「私たちは普通。鬱になるあなたはおかしい」と思い込んでいるのではないでしょうか?
そう言った部分でも初心を忘れないで働いて欲しいと思っていますけど、忙し過ぎる日々では心の余裕も失われてしまいます。
心の余裕が無くなってしまうと働けなくなった人に対して厳しい言葉を投げつけてしまいます。
非常に悲しいことです。

逆に退職や転職や休職をもっとしたほうがいいと思う理由

個人的には心が病んで初めて退職や休職するよりも、そうなる前に職場に行かないという選択をしたほうがいいと思っています。
たった1つの職場で一生を棒に振る必要はないです。
どんどん損切りをしていきましょう。
心を病んで何もできなくまで働く必要はない
先ほど書いたように鬱になって社会復帰できなくなっても介護施設は責任を取ってくれません。
そして施設は自分がやばそうな時に「少し休みな」とは言ってくれません。
なので自分の体調は自分で責任を持ってコントロールをするべきなのです。
「体調管理は社会人の常識」の言葉通り、ストレスが大きな介護施設で働き続けること自体体調管理ができていないのです。
そしてあくまで仕事は生活をする上での手段なので、生活が破綻するまで働く必要なんて全くないです。
それがいくら福祉で利用者の支援をする介護士でも同じです。
介護職として長く働きたいなら「嫌な事を避ける」という事を重視して働いたほうがいいです。

介護施設は山ほどあるので不安になることはない
介護施設はどの街にもありますし、その施設の多くは人手不足で悩んでいます。
・常に求人を出している地元の介護施設
・知り合いの介護士が「うちで働かない?」という
・人材派遣会社に多額のお金を払って人を集める施設
このような状況で心を病みそうな程クソだと思う介護施設に固執する必要はあるのでしょうか?
多くの施設が「あなたを待っています!」と言って今よりいい待遇であなたが来るのを待っているのです。
なので別に今の環境を抜け出しても全然オッケーです。
そしてあなたが心を病みながら働くよりも、違う施設で楽に働いていたほうが喜ばす事ができる利用者さんの数も増えます。
退職後の不安の対処としては別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

環境を変えることが物事への解決において最短である
僕は基本的に今の環境に不満があるならまずはその環境から飛び出す事をオススメしています。
「次行ったところでも同じだったらどうしよう・・・」という人も多いですけど、その時はまた飛び出せばいいのです。
今の時代は人手不足ということもあるので「逃げグセ」をつけておくことは結構大事です。
「逃げ」というとネガティブな印象が強いので、「行動」と言ったほうがいいです。
結局同じ環境で働き続けても現状が改善される可能性は非常に低いです。
しかし環境を変える動きをすることでその確率は上がっていきます。
「履歴書に傷をつけたくない」という人は派遣で働くことで履歴書を傷つけずに済みます。

世の中に合わせて考え方をアップデートしないといけない

平成時代も終わって令和時代に突入するのに「体調不良で休職や退職する介護士は心が弱い」って古いと思います。
その考えは昭和の考えでそれから全然介護業界が変わっていないという事ですよね。
だからこそ介護職はブラックの象徴みたいな扱いを受けますし、いろんな人が避ける業界になっているのです。
誰も「体調不良で休職や退職する介護士は心が弱い」という人が多い業界で働きたいなんて思わないです。
なので今の時代に合わせた、これからの大きな労働力にあるであろう若者に合った形に介護職の働き方や環境をアップデートする必要があると思います。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・「体調不良で休職や退職する介護士は心が弱い」が間違いで、そうさせているのは介護業界である。反省すべき
・逆に退職や転職や休職をもっとしたほうがいいと思う理由としては、選択肢は豊富なのに一つの施設に固執する意味がないから
・世の中に合わせて考え方をアップデートしないと、どんどん人はいなくなる。2025年問題どころではない
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。