どうもたんたん(@tantan4423)です。
保育士から介護士に無資格、未経験で転職しました。
最初の3年は島根県で法人内のショートステイと従来型特養とユニット型特養で経験を積みました。
その後上京し介護派遣にて有料老人ホームで夜勤専従として働いた後に島根に帰省し老健に勤務しました。
今はフリーランスとして作家活動やマーケティングやアフィリエイトをして生計を立てています。
先日以下のようなツイートをしました。
「代わりはいくらでもいる」の大半は今いる職員の業務負担を上げる方向で解決しようとするから、結局何一つ解決するどころか悪化している
辞めたからといって人を補充する所はないし、入ってきたとしても、抜けた人以上の戦力がくることはない
人材を育てることないからどんどんレベルが落ちていく
— たんたん@介護×ブログ (@tantan4423) May 18, 2021
「代わりはいくらでもいる」の大半は今いる職員の業務負担を上げる方向で解決しようとするから、結局何一つ解決するどころか悪化している
辞めたからといって人を補充する所はないし、入ってきたとしても、抜けた人以上の戦力がくることはない
人材を育てることないからどんどんレベルが落ちていく
今回は上記のツイートに関して解説していきたいと思います。
よく退職する職員に対して「代わりはいくらでもいる」という施設がありますけど、ひどい勘違いです。
実際のところは代わりなんていなくて今いる職員の負担を上げるだけです。
代わりがいるならもっと有意義な経営ができているはずです。
単なる負け犬の遠吠えみたいなものです。
今回はこの勘違いについて徹底的に否定したいと思います。
・実際に退職される施設からしたら大きな痛手である
・介護施設の「代わりはいくらでもいる」が嘘である理由
・介護職員を奴隷のように扱う施設からは逃げたほうがいい
それでは以下より解説していきます。
※待遇の良い介護施設に転職するために必要なノウハウをまとめた記事がありますのでご活用ください。

この記事の目次
介護士に退職される施設は大きな痛手である理由

普通に考えてこんなに人手不足で悩んでいる介護施設において人が辞めるというのは相当な痛手です。
簡単に人が集まるほど介護業界は潤っていない
「代わりはいる」とか言ってもその職員を採用することも数が少なくて難しいですし、とったとしてもその職員が戦力になるまで時間がかかります。
そういう施設ほど「即戦力が欲しい」とか言いますけど、そういう即戦力の人材は他の施設が先に採用しています。
よくある例として「エージェントを活用すれば人が来る」とか言われますけど、そんなこともないです。
もしその施設の評判が最悪の場合は、エージェント側も気軽に転職者に紹介しないですし、職員が情報収拾をしっかり行う人だったら避けます。

代わりの人材を探すことすら難しい介護業界
ちなみにこういうリサーチができる人は非常に優秀な人材で即戦力であることも多いです。
結局中の体制が変わらない限り優秀な人材が集まって来る可能性は非常に低いです。
そうなって来るとせっかく採用したのに短期離職をされる職場になってしまいます。
それは採用費をドブに捨てるようなもので、まったく意味のない行為です。
今はその「代わり」を探すことすら厳しいのです。

人が辞めるということはその人に費やしてきたお金や時間が無駄になるということ
なのでせっかく戦力として活躍していた職員を手放してしまうのは大きな痛手であるのは変わらないです。
結構こういう言葉を管理者が言ってきますけど、それは経営に深く関わっていないからです。
なのでその一人を採用して維持するのにどれぐらいのコストがかかっているのか?ということを意識できていないです。
少し話が逸れますけど「新人をいじめるお局」みたいな人もそうで、こういう人が大きな損失を組織に与えてるということにもなります。
僕の場合はそういう職員を見つけた場合には即刻切るようにしたほうが職員の定着率も上がっていいと思います。
しかし今の雇用に関してはなかなか解雇にできないこともあって大変だと思います。
「代わり」なんていません。代わりがいるような施設はそもそもそんなに離職率も高くないですし、職員の不満も少ないと思いますね。

介護施設の「代わりはいくらでもいる」が嘘である理由

介護施設側の言って来る「代わりはいくらでもいる」という言葉は一種の捨て台詞みたいなものです。
実際にはすごく苦しいですし、残された人の負担は半端じゃないです。
経営や管理者側で現場に入らない人はあまり関係ないかもしれませんが、人が辞めたらその分きついですし、代わりが入ってこないことでフラストレーションをためています。
そういういう意味でも「代わりはいる」というのは大体が嘘になると思いますね。
・今いる職員の負担だけが上がるケースが多い
・代わりに入った人が戦力になるまでのタイムラグの存在
・代わりのいる職場はなかなか職員が辞めたいと思うことは少ない
今いる職員の負担だけが上がるケースが多い
「代わりはいくらでもいる」という捨て台詞を吐いた施設のその後を見てみると、結局職員を集めることができずに少ない人数で現場を回すところが多いです。
実際に僕がいろんな施設を見てきて感じたのはそういうセリフを吐く施設ほど、人が集まらずに業務だけが大変になってしまいます。
その現場にまた不満を持って退職する職員が出て来るという負の連鎖が起きています。
あと介護職員同士のコミュニティーが存在していて「あの施設で働くのは辞めたほうがいいよ」という情報が共有されるようになります。
その辺のことを考えずに辞める職員に対して不条理を働く施設はその後の他の介護職員の評判を落とします。
普通に考えて人に対して「代わりはいくらでもいる」なんて吐けてしまう神経が異常であるというのは誰でもわかるはずです。
それを知っていないのはその施設の職員ぐらいで、側から見たら「やばい施設」のレッテルを貼られます。
そういう施設に代わりが入って来ることは基本的にないです。
普通に働く側としてはどんどん業務が増えたら不満に感じますし、介護職のことを奴隷みたいに扱うところで誰が働きたいのか?と思ったらわかることだと思います。
そういう捨て台詞を吐いて自らを追い込んでしまうぐらいなら、旅立つ職員に優しい声がけをして「あの施設は良かった」と言ってもらえるようにしたほうがいいと思いますね。
その辺のことをネット視点で書いた記事がありますのでもし良かったら読んで見てください。

代わりに入った人が戦力になるまでのタイムラグの存在
「代わりはいる」と言ってもその職員が減って人員が減るという事実には変わらないです。
・その人が持っていた担当の利用者はどうなるのか?
・その人が持っていた行事の担当はどうなるのか?
・その人が入っていたシフトの欠員分はどう補充するのか?
と言われたら結局今いる職員の負担が上がってしまいます。
もしその職員が辞めることを聞いて採用したとしてもその人がその辞めた人と同じ仕事ができるまで何ヶ月かかるのでしょうか?
そしてその間は現場をどう回すのでしょうか?
なんかその辺のことを考えずに「代わりはいる」って言ってしまうのは稚拙ではないか?と思ったりしています。
別に経営側がいうならいいんですよね。その組織の責任を持っているわけですし、しかしそうじゃない管理者が言ってしまうのはどうかと思います。
管理者とはいえ施設に雇われている職員の一人です。
はっきり言って経営をするにあたって生じた問題についての責任なんか取れないんですよね。
特に人手不足の問題に関しては経営側や人事の仕事であって、その仕事をするのは介護の現場に入ったりしている人ではないわけです。
捨て台詞の言葉のせいで退職した職員が「あの施設やばい」とか言って採用が困難になったらどうするんでしょうか?
まぁそこらへんのリスクを背負っているのが経営ではあるのですけど、そういう言葉を平気で吐く人は組織に損失を与える存在です。
実際に採用は大変で労力と時間とお金を奪われます。
その辺を軽視して「代わりはいくらでもいる」とかいう神経がわからないです。

代わりのいる職場はなかなか職員が辞めたいと思うことは少ない
そもそも代わりのいる施設は余裕があるということです。
その施設にいる職員の満足度は高い良い施設だと僕は思っています。
人員が満足するほどいるというのはそれほど組織の安定にもつながります。
大体の施設が人手がいなくて一人の職員に対して仕事量がとてつもなく多いことが多いです。
そういう人手や給料が少ないという不満が大きくて職場を辞めるという人が多いので、そもそも離職する人が多いということはその分「代わりは存在しない施設」である可能性高いです。
あと心理的な話ですけど、人に向かって「代わりはいくらでもいる」とか普通に言ってしまうような心理状態は異常です。
本人は自覚はないかもしれませんが、性格が歪むほどの悪い環境で働いて日々のストレスをためている可能性もあります。
あと普通に人に「代わりはいくらでもいる」って言ってしまうのはパワハラにも該当してその職員が訴えたりしたら痛い目を見ます。
それ事実だとしても人に投げかける言葉ではないんですよね。
そういう言葉を平気で出す人がいる職場は異常なので離職して正解です。
その職員は正しい選択をしたと思っています。

介護職員を奴隷のように扱う施設からは逃げたほうがいい

はっきり言って「代わりはいくらでもいる」みたいな言葉を平気で吐く権力者がいる職場は腐っています。
もう取り返しのつかない状況になっているので転職するという考えは非常に正解の行動です。
これでメンタル強い人間なら訴訟を起こして退職金代わりにしたら完璧です。

上の記事は利用者目線での記事ですけど、職員でもパワハラに該当することを訴えたら基本的に負けることはないと思っています。
この「代わりはいくらでもいる」という発言は正当性もないですし、単なる侮辱でしかないです。
そうあがいてでもこの訴訟を起こされたら勝てる要素はないと思っています。
特に今はそういう行為は社会から強い非難を浴びますし、経営は大きくかたむことが予想されます。
そもそも全ての人が善人であるという考えのもと好き勝手するのはあまり得策ではないです。
職員が辞めるということはそれなりの理由があります。
それをなんか被害者ヅラして「入ってきた人がすぐ辞める」みたいにいう経営者がいますけど、「そりゃそうだろ」と思ったりします。
職員を大切にできない職場には未来はないです。
特に介護業界は給料が低いので余計に職員の善意によって支えられています。
その中でその職員に対して無下にする態度があれば離れていくのは当然です。
別に施設なんて世の中にたくさんありますし、他の施設では新しい人が来てくれることを心から待っています。
なので別に「代わりはいくらでもいる」という心ないことをいう施設からは離れてもいいです。
そんな施設を辞めても十分生きていけるので安心してください。
転職をして福利厚生や収入を上げて自由時間を増やしていこう

介護職は比較的低賃金で整っていない福利厚生で働いている人が多いのですけど、中にはしっかりした給料と福利厚生がある施設も存在します。
なのでそういう施設に行き着くまで転職を重ねる事をオススメします。
「転職を何回もすると履歴書に傷がつく」という声があるのですけど、その時は派遣を使っていろんな施設で働いてみるのがいいと思います。
中の職員に年収や福利厚生の事を聞いて「ここいいな」と思ったら派遣会社に「ここで正社員で働きたい」
僕自身派遣として働いているのですけど、同じ施設で働くことは意味がないと思っています。
その分変化がないということですし、収入を上げたり労働環境をよくしたい時に同じところで働き続けても仕方ないです。
特に介護士は人手不足なので転職前提でキャリアを立てたほうがいいです。
僕自身は派遣でいろんな施設を巡りながら多くの事を学んで生かしていきたいと思います。
僕のしている派遣のメリットは以下の通りです。
- 残業は基本ない
- 残業があってもしっかりつけてくれる
- 施設とのトラブルは間に派遣会社が入ってくれる
- 高時給の案件が多い
- 人間関係や労働環境が嫌になったら他の派遣先に移る事ができる
- 自分の好きな出勤時間を希望して働くことも可能
介護士は人材不足と資金不足によって自分のところで雇っている介護士を守る力が弱いので大きいところに守ってもらう事が大事だと思います。
介護派遣のメリット・デメリットに関しては別の記事で紹介してますので良かったら一緒に読んでみてください。

仕事を探す時は複数の派遣会社を掛け持ちしたほうがいい
派遣介護士の基本は複数の派遣会社に登録して常に比較することです。
というのも単純に派遣会社によって同じ施設でも単価が違ったりするので、働きながらも常に求人をみて、希望の単価があったらすぐ応募するということをしています。
派遣会社を変えるのは面倒ではありますけど、時給が100円上がっただけで、月収が1万円以上変わってきますからね。
それは非常に大きいです。正社員で1万円を上げるためには資格を取ったり役職に就かないと厳しいです。
しかし派遣の場合は派遣会社を変えるだけで実現可能です。しかも派遣は辞めるのも時間もかからずにハードルも低いです。
時期や施設の人手の状況によって単価がどんどん変わってくるのが派遣会社なので、常にチェックして良い案件に飛びついていけばいいのではないか?と思っています。

絶対に登録しておきたい介護職員の転職エージェント
僕が介護士が転職するに当たって是非登録して欲しい介護職エージェントは以下の通りです。
これらの介護派遣は大手の派遣会社ということもあってコンサルタントがしっかりしているということと高待遇を受けられることです。
また介護職の転職エージェントによって同じ施設でも収入が変わるので複数登録することをお勧めします。
なので上記の3つのエージェントは全部登録することを当サイトではお勧めします。

特にかいご畑は初心者のキャリアアップのための支援を積極的に行なっていて資格取得にかかる費用を負担してくれるのは比較的大きいと思います。
僕自身も実務者研修の資格はかいご畑で取得したいと考えています。
①かいご畑
これから介護士を始めたい方に必須の資格『介護職員初任者研修』を無料取得する事ができます。
普通に取ると10万円近くかかってしまうので是非登録して資格取得してほしいです。
- 実務者研修、初任者研修スクール費用の負担(10万円)
- 1万を超える求人の豊富さ
- 介護派遣業界では大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 給料を週払いで払ってくれる制度がある
- 介護をしたことがない人へのサポートが手厚い
「かいご畑」未経験の方には絶対にオススメの介護派遣会社です。
これから資格をとってステップアップしたい方からしたら非常に嬉しいですよね。
詳しく解説した記事がありますので良かったら読んでみてください。
②マイナビ介護職
- 大手で非常に安心できる
- キャリアカウンセリングが非常にありがたい
- 大手なのでコンサルタントが誠実に対応してくれる
- 非公開求人が非常に多い
- 介護施設側の信頼が絶大
大手の安心感が欲しい人は「マイナビ介護職」がオススメです。
「マイナビ介護職」について詳しく知りたい方は別の記事で解説していますのでもし良かったら読んで見てください。

③きらケア介護派遣
- 大手なので多くの施設が安心して求人が出せる
- アドバイザーが多くて安心
- 非公開求人が多い
- アドバイザーが介護業界において詳しい
- コンサルが優秀
きらケア介護派遣は資格を取得して「給料あげたいな」という方にオススメの派遣会社です。
時給1700円代の求人を置く取り揃えています。
気になる方は解説記事がありますので良かったら読んでみてください。

④介護エイド
「介護エイド」の一番の特徴はコンサルの質が高いということです。
あなたが良い就職ができるように徹底的にサポートしてくれます。
都市部にも多くの案件があるので安心ですね。
・初めて転職エージェントを使う方
・人間関係を重視して働きたい方
・手厚いコンサルを受けたい方
・首都圏に住んでいる方
以下のボタンから無料登録する事ができます。

⑤ココカイゴ転職
【ココカイゴ転職】は求人者に対して親切で丁寧に対応することをモットーに運営しています。
転職後までしっかりサポートをしてくださるので安心して利用する事ができます。
求人の質も高くて無料で利用できますので、是非登録してみてくださいね。
・非公開求人をみてみたい
・専門職のアドバイザーに転職サポートして欲しい
・気軽に転職がしたい
以下のボタンから無料登録する事ができます。
解説した記事もありますので合わせて読んでみてください。

⑥ジョブメドレー
ジョブメドレーは介護士の仕事だけではなくて保育士や看護師などの医療福祉を全般を扱った転職サイトになります。
言ってしまえば非常に規模の大きな会社になります。
なので全国各地に求人を揃えているということが特徴になります。
・地方に住んで仕事を探したい方
・一回退職して復職する方
・専門のキャリアアドバイザーにサポートをしてほしい人
・初めて転職サイトを利用する方

オススメ介護派遣会社に関してのランキングの記事もありますので良かった一緒にどうぞ。

この記事のまとめ

・「代わりはいくらでもいる」という言葉は嘘
・代わりがいる施設は退職する職員自体少ない
・下手すると訴訟を起こされて大きな不利益を被ることがある
労働環境や風習などは職場によって結構左右されるのでできるだけプロの手を借りて職場探しをした方がいいと思います。
そういうときは転職エージェントを利用するのがいいと思います。
個人的にオススメはかいご畑 です。ここでは
- 資格取得が無料
- 優秀なコンサルが多い
- 特に若い介護士さんにオススメ
という感じです。なのでお金と労働環境のいい環境を望んでいる若い人は多いので、そう言う方に寄り添ったコンサルをしてくれます。
特に資格なしで介護を始める方は無料で資格を取得できるかいご畑 は本当にオススメです。
いつ無料の資格講習が終わるかわからないので早めに登録する事をオススメします。
正社員として働きたい介護職の人は「マイナビ介護職 」をお勧めします。